ことしゃー豊作であんべーいいってーのに、村の衆は神さんのこたーすっかり忘れちまって・・・。
いつまでもこんなにミグセー祠じゃー罰が当たるってーもんだ・・。
でも、ワシにゃケエショーねえから、せめてこれを召し上がってくだせー」
炭焼きの木米爺様は、栃餅団子と木の実酒を供え、燈明をあげていきました。
「ひやーーこれはありがたや。木米爺様の木の実酒は天下一品。
栃餅団子は腹持ちがいいし、あーりがーたや、ありがたやー」
木の実酒をチビリチビリ舐めるように飲みだしたのです。
酒の勢いか、福の神はドント置かれた「厄事計画書」を、ためらうことなく読み出したのです。
「ヒェーなんてマメなことだ。来年も良いことがなさそうだ。
そおいえばえらい昔に、なんとやらいう"厄事封じ込みの術"を教わったことがあったっけ。やったことがないから、忘れちゃった」
厄事の段取り・実行の緻密な計画に、あらためて厄病神の働きぶりに驚いた福の神。
ナルホドと思いつつ、"オイラにはとてもできないことだ"と、他人事。
久しぶりの酒に、だらしなく寝込んでしまいました。
いつまでもこんなにミグセー祠じゃー罰が当たるってーもんだ・・。
でも、ワシにゃケエショーねえから、せめてこれを召し上がってくだせー」
炭焼きの木米爺様は、栃餅団子と木の実酒を供え、燈明をあげていきました。
「ひやーーこれはありがたや。木米爺様の木の実酒は天下一品。
栃餅団子は腹持ちがいいし、あーりがーたや、ありがたやー」
木の実酒をチビリチビリ舐めるように飲みだしたのです。
酒の勢いか、福の神はドント置かれた「厄事計画書」を、ためらうことなく読み出したのです。
「ヒェーなんてマメなことだ。来年も良いことがなさそうだ。
そおいえばえらい昔に、なんとやらいう"厄事封じ込みの術"を教わったことがあったっけ。やったことがないから、忘れちゃった」
厄事の段取り・実行の緻密な計画に、あらためて厄病神の働きぶりに驚いた福の神。
ナルホドと思いつつ、"オイラにはとてもできないことだ"と、他人事。
久しぶりの酒に、だらしなく寝込んでしまいました。
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