棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

法衣について-10-愛欲曼荼羅

2008-11-13 08:46:32 | 山郷の暮し
御召し物について尊師様は常々こうおっしゃっておられる。
「ブッタは華美な衣を禁じ、屍からぼろきれをいただき、縫い合わせて衣としていた。聖職者たるべきはそおあるべきだと」
その高貴なるおことばに感涙。
一週間はむせび泣いたが、ワシらは他の教団のように 金襴緞子に身を包み、キンキラキンであってほしいと懇願したのだ。
だいたい、お釈迦様の教えを伝えているという教団の、あの派手さ加減はナンダ。
佛教ばかりでない。他の宗教もしかり。
吾らの尊師様には、バチカンの法衣よりも、佛教の袈裟衣よりも、十二単重よりも、孔雀よりも、もっともっとキンキラキンに飾ってほしいのだ。
『その割には、なんとなく安っぽい衣ですネ。だと!!!』
またまたゲスな見かたをしおって!
物事には順序があるだろう。
一年後には、お付が支えていなければならないほどの スゲー法衣を製作中だ。
なんといっても、見た目が肝心だからな。


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