制作にあたっては新聞や写真などを参考にして描いた。
現地を訪れ、直接見たものではなく全て想像だ。
しかし、被害者の悲痛ともいえる言葉や文章が作図の根底となっている。
テレビ映像は全体像を掴むのに役に立ったが、新聞報道は感情を読み取ることができた。
いまも大切に保管をしている。
制作中、描き入れたい一人一人の声が聞こえてきたり、まるで知り合いかのような奇妙な錯覚に陥ったりした。
永い創作生活でこのようなことは初めてで、精神的に不安定になってしまった。
延期にはなったが、久しぶりにこの作品を観れば芸術的にうんちく言うよりも、獲りつかれて描いたようなナニカがある。
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