2.11を考える熊本県民集会に参加。一橋大学名誉教授の吉田裕氏によるアジア・太平洋戦争の日本軍兵士の大量死の背景についての講演を拝聴しました。
アジア・太平洋戦争の全戦没者の戦病死者の割合が高く、その要因として、兵士が身につけていた装備品の重さと被服・装具の劣悪さ、艦艇や潜水艦の居住性の悪さ、食事の質・量の乏しさなど、兵士の健康を度外視したことで兵士が命を失い、戦闘力の低下につながったとのこと。
現在も防衛費をいくら増やしても、いざ戦闘となった時に格差貧困などで苦しんでいる国民が兵士として闘っても厳しい結果となるだろうと。歴史から学ばなければならないと力説されました。