NTT労組は全国の組合員と退職者の会会員に毎週NTT労組新聞を発行して自宅に郵送している(30万部ぐらいだろうか…)。そのNTT労組新聞で熊本地震から一年が経過しようとしている熊本の現状を全国の仲間に伝えようと、NTT労組中央本部の情報宣伝部の木村さんが取材に来られたので、今日は終日同行した。
まずは益城町のテクノ仮設団地。仮設にお住いの方の声を聞かせていただき、1000万円強で建てられる熊本工務店ネットワークが提供しているモデル住宅を見せてもらった。これまで約20件が成約になり現在80件程度成約に向けて商談中とのこと。
次に益城町役場で門崎審議官から地震発生から復興に向けての現在の街づくりの取組みについて説明をいただいた。
益城町の被災住宅の解体状況をみて、西原町の応急で復旧した俵山ルートを通り、南阿蘇の阿蘇大橋の崩落現場へ。ここは何度見ても自然の脅威に胸が痛くなる。
阿蘇市役所に移動して佐藤市長から阿蘇の現状について話を聞いた。観光客は6割程度になっており、阿蘇へのアクセス道路である国道57号やJR豊肥線の早期の復旧が必要である。次に復旧工事に入っている阿蘇神社にも立ち寄った。
阿蘇神社が7年ほどかかるが、交通網の復旧ははっきりとわからないが、大体同じ時期ぐらいになるのではないか。そう考えると阿蘇の復興=阿蘇神社の再建という感じだろう。
熊本地震から約一年。被災地を訪問し、まだ復興は緒についたばかりだな、とあらためて感じた。