RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

この胸に深々と突き刺さる矢を抜いたらヘブンな気分

2009-11-01 18:50:08 | おすすめ

(ヘブンって極楽とどう違うの?)

人間は何を一番に
背負うのが正解なのか

地球か?
重すぎる!

アジアか?
溺れるかもしれない!

日本か?
貧困率15.7% 7人に一人!
背負えるのは誰!

生まれ故郷か?
ちょっとだけ背負っている気はする
心意気で

住んでる地域か?
それなりに
仕事をし 税金を納めているが・・・。

家庭か?
背負いたいが並んで歩くのが精一杯
日本の専業主婦約3~40%
最早
セレブ的地位
家計を切り盛りするだけでは
誰しも生きていけない

それより
自営業者の健康保険料をまだまだ上げるらしい!
今だって税金と健康保険国民年金で
家計の40%を納めなければ
ならず・・・。

家計はますます苦しくなるばかり
何にしても
最近肩が重い
背中に鉛
人間が背負えるのは
何キログラムまでかな?
病気かしら?

『病気は隠さず自慢するのがいいのよ』

四角い箱の中で役者が台詞を言う
病気は隠さず自慢するのがいい?
確かにそうかも知れない
先入観と差別意識たらたらの
この生きにくい世の中に?
でも
語れない
はきだせない
事だらけ


(買い物籠って乗り物としてはいいね)


その後
まだホームドラマは続いている

四角い箱の中
あっ
薄い板ではない我が家の電気箱
の中で

『人は尊重されると綺麗になるのよ!』
と、女が言う。

なるほどね
そうだったのか!
だから
女はおばさんになるにしたがって
不細工になるんだね
ないがしろにされて
え、違う?

尊重しあえる相手がいるのは
人生を綺麗なままに生きる術かもしれず
尊重ってなんとなく
上品な響き
尊重されてみたいわ
綺麗に生きてみたい(笑)
だからってわけじゃない
けど
やまんば状態だった
一年以上延ばしてた髪を
ちょっとだけ切った
いっぱい切ると
カット料金も上がるからね


(キティちゃんは35歳らしいアラサ~。)

一昨日
仕事先に図面を持って行くのに
自転車で行こうか
バスで行くか迷って
結局バスで行く事にした
もし雨が降って
図面が濡れたらと
思ったの

バス停まで約15分
歩いて
バスに乗ったとたん
気分が悪くなり
結局
乗っていられぬほど気分が悪くなり
二駅目で降りて
歩いて行く体たらく
疲れている時
バスに乗るのはNG!なの
忘れていた
バス酔いほど気分のわるいものはない
そして不思議に
歩いているうちに 治る
ふん
バスのやろぉめ!
おととい きあがれだ~。

悪態つきつき歩く
バスは一生乗りたくない

そうもいかない
だろうな

電車の駅のない所に
会社を建ててくれるな

切に願う
「バス酔い」は病気かしら?
違うな
つい自慢しちゃったね
やっぱり自転車で来たら良かった
雨は降りそうにない
今年はトコトン
晴れ女なんだからさ

ところで
さっき走りに出た自転車君
出て5分後雨が降り出した
かなりの夕立
濡れてるな~。
雨男さん




疲れていると
眠れないので夜中は
本を読み読み
眠くなるまで読みつづけ
目が痛い
横を向くと老眼鏡がずれる
本をもつ手がしびれる
座ると眠気がこないから
仰向けになって読む

自転車君に貰った図書カードで
「この胸に 深々と突き刺さる 矢を抜け」
白石一文著の上巻を買った
山本周五郎賞につられた
山本周五郎は好きだ
で上巻を読むと
下巻をやっぱり読みたくなって
いらない本とCDをブックオフに売り
下巻を手に入れた
少しお金が余ったので
「ヘブン」川上未映子著もさ
二作品とも面白いし濃い読後感であった


(濃い花もまがりなりに花)


「なあ、世界はさ、なんて言うのかな、ひとつじゃないんだよ。みんながおなじような、そんな都合のいいひとつの世界なんて、どこにもないんだよ。そういうふうに見えるときもあるけれど、それはただそんなふうに見えるということだ。皆決定的に違う世界に生きているんだよ。最初から最後まで。あとはそれの組み合わせでしかない」
「それは君の」と言いかけた僕の言葉をまたさえぎって百瀬はつづけた。
(講談社「ヘブン」川上未映子著)


ちょっと濃い本を読んで
結末まであと少しのところ
午前三時半頃
睡魔がやってきた
のに
突然!
静寂をやぶって
電話のベルが一度鳴って切れた。
ワン切り!?
びっくりして
目がまたぱっちりあいちゃった
誰だ!誰だ!?
いたずらはやめて。
覚醒
しかたなく
また本に戻り
結局最後まで読んでしまった
午前五時夜明け前
電気を消した。




今日は霜月の一日
日曜日
11月?もう?
十月は九月より早く過ぎ去った
あた。という魔 いや間 だった
あいた!って 感じカモ知れん

十一月は丁寧に過ぎてください。
と祈る

十月のこと振り返ってみた
第一週目
バリアーフリー調査票

最終追い込みをこなし提出
第二週目
台風と共に
東京から姉が来て
またすぐ去り
たまった経理仕事とアイロン
第三週目
庭見学に始まり
園芸療法のことを調べる
新しい仕事の現場調査とブランニング
第四週目
経理少し
仕事の資料探しレジメ作り
計画図着色
図面レジメまとめて届ける
その合間
近所の友人宅で
店を閉めた
喫茶ローズのママに久しぶりに会う

ソンさんが派遣仕事帰りに連絡をくれて
駅前で会う
山梨行きの空港で買ったラスクを貰う
代わりにみかん蜂蜜をあげる
月末 引越し屋娘 風邪を引く
しかし土曜は仕事に行った
人が足らないから
病気でもあまり休めないらしい
足らぬ人は何処に行ったのか?
きつい
きたない
給料安い
3K仕事をがんばる事は
地域を背負うことさ 
そう思ってがんばれ!若人




今日のなるほど小説 
~小説なのに実名で登場するデータについ引用したくなる文~

マスメディアで働く人間達の高級ぶりはよく知られている。僕の勤める会社の給与水準など大したことはない。テレビ局に勤務する同世代の社員たちの所得は二千万近いし、朝日や読売の記者達も諸手当を含めれば千数百万円の年収を手にしているだろう。朝日新聞の場合、社員の「平均年収」が千三百五十八万円もある。国税庁の発表によれば、二○○七年のサラリーマン平均年収は四百三十七万円だから、朝日社員の貰っている額はその三倍以上ということだ。メディアの人間は決して「庶民の味方」ではない。
 桁違いなのはニュースキャスターだ。某局で格差社会の現状を日々糾弾している或るベテランキャスターは毎年五億円の契約料を保証されており、都内だけでなく関西やニューヨークにも高級マンションを幾つも所有して、業界内では「不動産王」と呼び習わされている。
 そんな僕たちが、所得の低い人々に同情したり共感することは偽善ではないのか。僕たちの同情や共感には一体どれほどの根拠や理由があるのだろうか。「額に汗して働く人が報われない社会、この国をそんな酷薄な社会にして本当によいのでしょうか?私たちはいまこそ冷静になってそのことを考えてみるべきではないでしょうか」なーんて真剣な表情で語っているニュースキャスターの年収は五億円なのである。年収四百万円の平均世帯にすれば彼は所得の百二十五年分をたった一年で稼ぎだしていることになる。
 「額に汗して働く人たちが報われない社会」を作っているのは一体誰だろうか?格差社会の格差とは誰と誰の間に生じているものなのだろうか?
ボストン・レッドソックスに移籍した松坂大輔投手の契約金は六年間で総額五千二百万ドル(六十一億円)。弱冠二十六歳の野球選手の年俸が十億千六百六十六万円也。無論この収入には彼の資産運用益や巨額のCM出演料などは含まれていない。
 松坂と同じ年齢の肉体労働者の年収は多くても三百万円前後であろう。だとするならばこの肉体労働者と松坂との間に生まれている年収ベースで十億千三百三十六万円の所得格差は「格差社会の格差」と規定できるのだろうか?
~中略~
両者の開きが十倍、二十倍というならば納得できなくもない。人間の天分、能力、運には確かに個人差も時間差もあろう。しかし現実の所得差は実に三百三十九倍、実際はそのさらに倍近くに達しているはずなのだ。
 こんなことがどうして起こるのかが僕には分からない。幾ら経済原理に基づいて合理的な説明を加えられても、僕にはおそらく理解できないし容認できない。
 たった二十六年で、同じ人間のあいだに三百三十九倍の所得格差がつくなどまるで馬鹿みたいだ。
(講談社「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」上巻・白石一文著)



(お父さん、この道は何処に続くの?)