RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

おでんと梅干はがぶりより押し出し

2006-11-20 18:12:40 | やってもうた

(携帯の剥製 50円なり)

昨日は久しぶりにおでんを作った、玉子をゆでて、大根、こんにゃく
じゃがいもを下ゆでして、うすあげを開いて餅巾着をつくり、練り物
とねじり昆布とすじ肉、鶏肉ついでに、こいもも入れた、だしは本物
昆布とホンだしかつおと酒、醤油、みりんを入れた。
だがなんか一味足りなかった、あんまり濃いのは好きじゃないので、
薄味にしたのがよくないのか?いや何か隠し味が必要なのだ、とるる
は思い、おでんって案外むつかしいのよ、と自分に言い訳するのだった。

今日の昼ごはんも、もちろん鍋の残りのおでんだった、
朝、娘の弁当箱にご飯をつめてたら
起きてきた娘が
「今日期末テストで2時限だけやよ、お弁当いらんよ」

・・そうやった、そうやったと
つめた白ご飯に梅干をのせた弁当箱をもって
るるは「あいぐー」と心の中で唸り
それを目の前の自転車男にかざして
「これ~このままお昼に食べてくれる?」と言った。
「うん・・・。」と
自転車男は言い、言うしかないだろう。
その白ご飯梅干入りの弁当箱は食卓の上に置かれた
お昼になって
皿にあっためたおでんと弁当箱のご飯を食べる自転車男
しかも
お替りのご飯もピングーのかわいい弁当箱についでいる。
そして
「このおでん梅干と食べたら丁度よい味になったよ」
とのたまう
「えっ・・・。」
「一味たらんていってたやろ」
聞かれてたか・・・。あいぐー。
「へーそうなんや」
「うん丁度良くなった」
「梅干があうんや、おでんって」
と言いつつるるは心の中で
そうか結局、塩っけが足りんかったんや・・・。
と思いつつつ
「次のおでんは梅干し入りで決定
と心に誓ったのだった。

   
    食   るる(大学時代)作

コンビーフと生たまねぎを食べた
頭が痛かった

苦めのインスタントコーヒーを飲んだ
疑わしき存在とは

ため息を食べた
頼りなき子供心を食べた
市場を食べた

チェスターフィールドリーフを食べた
暗礁群はピリピリして
味がある

堕落も噛み砕いて食べた
ヒューマニズムも卵を割って食べた

数も食べた
恋人も食べた
障子も遺伝も食べた

致命的な言葉の意味
リリーマルレーンに
思わず涙した

四カイリ半
アラビア海に沈む夕日を考えながら
箱型の認識からはなれることを思った

怖い夢を食べた
後遺症を食べた

サッカーでケガをした少年を
文部省推薦の映画に連れて行って
日射病にしてしまった様な
変な気分

ミンダナオ島の山奥に住む
ブキノドン族のナゾナゾに
「ヘタの付いていない海のみかんはなあに?」
というのがある

この答えはタマゴである
どうして海なのかと聞くと
すぐにわからない様にする為だと
答えた

蠅の羽ばたきを食べた
墓を食べた
お彼岸を食べた

老婆の丸い背中を陽にあぶって
食べた
不利な条件 屁理屈
昔から私は考え無しの子だ

現代という時代は正当の裏側を
行くことが掟でもあるかのごとく
下心だと偽りの贈り物をする

茶室にしたって「禅」とかよりも
単においしくお茶とお菓子を
いただく為の装置でないか

宵ごとにしきりに蛙の鳴くという
田圃には
雨は降らぬでも蛙の涙で
水が増えるという

それで月を食べた
焦燥も
ゆっくり食べた






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