私の苦手なもののひとつに、
虫などを見ると手足をばたつかせて、
「キャー!絶対無理ー!こわーい!」
と騒ぐ女子(男子でもいやだ)がいる。
私だって虫はいやだ、極力避けたい。
ゴキブリだって嫌いだ、だって気持ち悪いもん。
でも私の周りには上記のように騒ぐ人ばかりなので、
ゴキが出没すると私の出動になる。
というか皆騒ぐばっかで何の戦力にもならないので、
私が黙ってとっとと処理せねばならない。
でないとゴキとの対戦が長引くじゃないか。
かといって、うちの死んだばーちゃんのように、
情け容赦なくスリッパとか(ならまだしも素足とか)で、
文字通り潰しちゃう人もすごく嫌だ。
気分的にも嫌だし、後処理の気持ち悪さは計り知れない。
という私が「超」の付く苦手な虫は、
カマキリとバッタ。
羽がひらいていたりしたらもう目の端にも入れたくない。
小学生の時の掃除の時間に校庭で、
飛んできたバッタが私のスカートに止まって、
我を忘れて絶叫しながら走り回った記憶がある。
コガネムシにしろ、カブトムシにしろ、
なにしろ「硬い羽の下に薄羽」の虫がコワイ。
しまい忘れてるんだもんしょっちゅう。やめれー
なので薄羽だけの虫ならなんとか。
ていうか本題はこれじゃないんだけど…
「やつがでた」。
今年に入ってもう3度ほど対面している、やつがさっきまた出た。
その姿を見ただけで、心臓は本気でちょっと変な鼓動になるくらい。
愛するチョッパーのヒモを大人気なく真剣に引っ張ってしまったくらい。
いや、言葉が足りないな…
とにかく、
気絶しそうなくらい嫌いなやつ。
かといって上記の女子のようにはならないけど、
黙って最速のスピードで、最寄の家屋に滑り込む。
オリンピックに出れそうな身のこなし(そんな競技ないか)。
文字を打つのもいやだけど、
やつの名はオオスカシバ。
うぎゃあああああああきもちわるいいいい
信じてないのに「神様ごめんなさい~」と謝ってしまいそうなイキオイ。
超嫌いなカマキリ、バッタ以上だと思うのは、
こやつ、名前をほとんど知られていない。
周りに聞いても、そんなの見たことない、という人がほとんどだ。
一生見ずにすむ人だって絶対いる。
なのに。
私は年に必ず何度も見る。
しかもかなりの至近距離で。
確実に。
最初の頃は、その得体の知れない姿形に恐怖を感じ、
恐る恐る昆虫図鑑を開いていた。
うっすら脳裏にあるやつの特徴を思い浮かべ、
ようやくやつの写真を発見し、
その生物としてありえない(私的に)異形に倒れそうになった。
なんなんだこいつは!なにこの形!
羽もおかしい!全てがおかしい!!!
そして今に至り…
確か去年もやつに関して書いたような…
どうかもう今期は会いませんように。
神様マジでお願い。