先日ドライブの帰りに、酒谷の道の駅であくまきを買った。あくまきは、木を焼いた後に残る灰を水で溶き、その灰汁に餅米をつけ込んで、竹の皮に包み、灰汁とともに煮詰めた南九州の伝統餅菓子。
灰汁で炊くだけにアルカリ性食品でもあり、ミネラル類が多く含まれている健康食品だ。微妙にえぐみのある味が独特の美味しさで、子どもの頃は苦手だったが、いつの間にか苦手意識も消え、見かけたらつい買い求めている。
保存食なので、もうしばらく賞味期限はあるが、ちょっと小腹が空いたので、頂くことに。竹の皮をめくると、琥珀色のもっちりぷるんとした姿が美味しそうだ。
細く裂いた竹皮で切り、きな粉をまぶして食べるのが我が家の食べ方。今日は、黒胡麻きな粉をまぶした。餅化が進み、透き通るほどの琥珀色になった端っこが私は好きで、いつも遠慮がちに早目に取分けている。 (^_-)