食欲の秋、午後三時過ぎに今日も小腹がすいた。夕食にはちょっと時間があるので、さつま芋を蒸かした。皮をむかずに食べるのが、都会的な今風の食べ方。身と皮の間に香りと味わいがいっぱいつまっているので、何でも皮のまま頂くのが最良の食べ方とか。
子どもの頃は、皮もむかずに食べると、品がないと叱られていた。時代が変われば栄養学も進み、食べ方も変わる。最近は、ゴボウも蓮根も人参も、時にはじゃがいもも皮をむかずに料理している。神棚の母は、きっと呆れていると思う。
身と皮の間が微妙なのは、バナナ。またまた子どもの頃の話だが、男尊の母は遠足の時、弟や兄のリュックには、高価なバナナを忍ばせていた。持ち帰った弟のバナナの皮を下歯の前歯で、下から上へこそげて食べると、何の味もしなかった。バナナって、そんなに美味しくないんだと、安心した苦い思い出がある。皮は皮であり、身はやっぱり美味しかったはずだけど・・・(>_<)