今日は新年最初のお茶会、初釜だった。まだまだ、作法がよくわからない私は正客の次の席につき、打ち水もすがすがしい飛び石を慣れない足取りで歩いた。
席入り後の茶室は新春の慶びと、この一年の幸せを祈る、凛としたしつらえだった。
炉に今年始めての炭がおこされ、お釜の湯が沸いたときは、平和な春の訪れを感じた。
懐石、濃茶、薄茶を頂き、腰掛待合に戻ったときは初春の陽は西に傾いていた。
美しく無駄のない、とてもシンプルなお茶の所作に見とれた一日だった。
今年も季節を大切に観賞しながら、お茶を学び、人として練れなくてはと茶室を後にした。 (-“-)