初釜の席に入り、床の間の掛物を拝見すると、床の掛け軸は一行書「天翔来福寿」が掛けてあった。
待合には、「三福(寿老・大黒・恵比寿)を一福にして大福茶」が掛けてあり、お正月には「福」という漢字が好まれ、よく使われると新たに思った。
美しい蒔絵の炉縁、中には広口の大釜が掛けてあり、そのありがたい湯気で顔も心もしっとりと潤う感じがした。初釜の席入り時に、紹鴎棚(じょうおうだな)拝見すると毎年身が引き締まる。その襖の中には、水指や柄杓、蓋置が仕舞ってある。この棚を拝見するたびに、美意識に驚き日本人で良かったと思う。
少し初釜の余韻が残る今日は昨日の罪滅ぼしも兼ねて初スタバとなった。正月以来何回かスタバに向かったが、いつも駐車場がいっぱいでようやく今日は止められた。夫とマイカップで乾杯!
所用を済ませ夕方帰宅すると人形ケースのお茶を入れる少女に夕日が綺麗に当たっていた。
「お疲れ様です」と一服勧められた気がした。 (-。-)y-゜゜゜