千利休と豊臣秀吉との逸話(エピソード)は数々ありますが、「一輪の朝顔」は有名ですね。
利休は「朝顔を眺めながらの茶会」に秀吉を誘います。期待しながら秀吉は利休の屋敷を訪れると、庭の朝顔は全て花を切られています。
一輪だけ、茶室に朝顔が飾られていました。これを見て秀吉は、利休の美学に感嘆したといいます。
深読みすると、秀吉に対する何らかの思惑が利休にあったかも、「多くの民の首を刈り取り、一人咲いているのが、あなたである」と。
お茶室の侘びの空間の中にある「凛とした青紫の朝顔一輪」の美しさを想像してしまいます。
ということで、家の庭にも朝顔を遅ればせながら夫が植えてくれました。
夏の強い陽射しで鉢の土が直ぐに乾燥してしまうので、ダンボールで土を覆いながらの栽培です。
今朝も青紫の朝顔が咲いてくれました。お茶会まで垣根の上までツルが伸びますように・・・。
当日、家は花を切り取らずに、そのままにしておくつもりです。
お茶会が開かれる頃には朝顔はちゃんと頃合いを見て、自分で萎んでくれているはずですから・・・!(^^)!