最近親戚の家を訪ねると豊漁なのか、よくブリのあらを貰う。前日のご馳走のお裾わけのつもりで差し出されるが、あらはあらでいわゆる魚の身以外の部分でしかない。子どもの頃はあまり食べた記憶がないが、それでも年金生活では貴重なタンパク源なので、ありがたく頂く。
鯛のあらはちょっと高級で上品だが、ブリのあらはちょっと大きめで生臭く面倒だが慣れるとそう苦にならない。
この時期の我が家の絶品グルメはブリのあら煮だ。いわゆるブリの煮汁で大根を煮るブリ大根で、近頃はコツもつかみ、貰い先の親戚に逆おもてなしするほど、大鍋で美味く作れるようになった。
ブリのあらのうまみをたっぷりと含んだ大根だけでも美味しいので、あらがなくなっても食べ続ける毎日が続いている。(*^^)v
ブリのあら煮の作り方:ブリあら1尾分に大根1本を用意。ブリのあらはたっぷりの熱湯に入れてサッと湯通しして、表面のヌメリ、汚れ、血等を流水で洗い流す。大根は皮をむき1センチの輪切りを4つ割りして、米のとぎ汁で下ゆでしておく。
鍋にぶり、水2カップ、しょうが1かけを入れて強火にかけ、煮立ったら中火にしてアクを取り除く。
煮汁用調味料(砂糖・みりん・酒各大さじ2・しょうゆ2/3カップ)を加えぶりに味が付いたところで、いったん取り出す。大根を入れクッキングシートなどで落としぶたをし、さらにふたをして30~35分煮てブリを鍋に戻して、煮汁をスプーンなどで回しかけながら汁けがほぼなくなるまで煮る。
器に盛り、小葱、しょうがのせん切りをのせる。