画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

高野山 金剛峯寺 西塔/神秘性が開かれる

2024-01-21 18:28:00 | 絵について


「高野山 金剛峯寺 西塔」 410×318mm アクリル画 キャンバス

神秘性、
静かな静かな美しさ。
西塔は凝縮したように
その美しさを内に秘めている。
絶妙なバランス、精密な構造。

描きながら、次々と観えてくる世界が、
それ以上、まだまだ先に、
もっと美しい感動がある事をおしえてくれる。

想像以上の絶対的な美しさ。

私を次の世界へ連れて行ってくれるのは
いつも大きくて深い感動だ。

やっと西塔の絵が完成した。
この絵を描くのを一度やめたのは、
5年ぐらい前だと思っていたが、
娘は、10年ぐらい前ではないかと言う。
思い出せない。

あんなに苦労していたのに、
空も、
今回はさらりと描けた。
何色かの青も、
何種類かの白も、
迷いなく不思議と手が動いた。

美しさの感じ方、見え方は
人それぞれ、
その時々で違う。

この塔の素晴らしさを
20年前の私は気がつけなかった。
観る、という事は、
興味を持つ事だ。

「なんだろう?」

興味を持つことの大切さを
この塔がおしえてくれた。

なんだろう?
興味を持って観る、
興味を持って話を聞く。

相手に近づくことで、
神秘性が開かれる。
人も全てのものも。

存在する全てのものの内側に、
美しいものが隠れているかもしれない。

今、とてもワクワクしている。
有難い。

何かとの比較、相対的ではなく、
絶対的な美しさ、
ひとつひとつの神秘性、
それぞれの個性と役割、
光る何かを見つめ続け、描き続けたい。

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高野山 西塔(部分)/畏怖の念を描く

2024-01-06 13:14:00 | 絵について

高野山 西塔。

昨日、新たに感動を深める出来事があり、
勇気を出して、
再び、この絵に向かおうと思い立つ。

5年前ぐらい?コロナの前だ。
この絵は、筆が止まり、
描くのをやめていた。

美しい造形や
繊細な装飾の素晴らしさは、
描きながら、
少しづつ鮮明に見えてきた。

描く理由は、
対象に近づきたいから、
もっと感じ、
そのものになりたいから。

素晴らし過ぎる
凄すぎる。
描く度に、
畏怖の念が強くなる。

西塔の創建時、その時代は、
生きることが今よりもっと厳しかった。
どのような願を込めて、
この塔を作ったのか。

猛威を振るう、自然への畏敬の念。
生きている事の、感謝と実感。

これだけのものを作り上げる、
人の思いを想像し、
自分に足りないものを感じた。

足りない、
足りなすぎる。
遠い、
遠すぎる。

急に怖くなった。

それでも、近づこう。
再び描きはじめよう。

昨日は、勇気を頂いた。
思いを受け取り、
前に進む。

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竜/やさしい竜が立ち上がる

2024-01-02 19:18:24 | 絵について



竜のように、
立ち上がろう。

目標を見続ける
その目を描きたかった。
絶対に目を離さない。
見つめ続ける目を。

エネルギーの形、
流体としての竜。
有るようでない、
無いようである。

竜巻のように、
周りを巻き込みながら、
立ち上がる。

立ち上がるエネルギーは、
感じることで生まれて来る。

自然の美しさや、
生きているものの健気なことに感動し、
理不尽な事に、悲しみ、怒る。

全ての心の動きを
味わうように、
深く受け止めて感じる年にしたい。
どこまで感じ、どこまで受け入れるか。

自分の興味がある事だけに敏感なのは、
不調和を生む。
本当に気をつけないといけない。

周りに興味を持って、
もっと人の心を感じたい。
全身でしっかりと話を聞くようにしたい。
そして、その時、その場、その人に、
やさしく、最適な自分でありたい。

それぞれの場所で、
心にも
やさしい竜が
立ち上がりますように。

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丸くなろう!/一年を振り返って

2023-12-28 11:49:11 | 絵について


丸い猫。

かわいくて、たくましい。
穏やかで、激しい。
猫はいつだって、猫らしく、
生きる目的を失わない。

大きな変化の年だった。
年の始まりはとても慌ただしく、
忙しさは半年間続いたけれど、
遠い遠い過去に感じる。

事に追われて、
心を忘れてはいけない。
気がついてから、
ふと目が覚めた。

絶対に忘れてはいけない。
私の手から生まれるものは、
私の心から生まれている。

心がいつも猫のように、
丸く、やわらかく、
昨日のお月様のように、
爽やかであるように努力しないといけない。

大きな大きな感動を受けて、
その時から、また新たな気持ちで、
描く度に、もっとスッキリ爽やかに丸くなれるよう、
絵を描く生活を送っている。

来年も絵を描こう、
その絵が観てくださる方の心に残れば、
とても幸せだ。

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道具を大切に/思いが色になる

2023-12-18 12:09:20 | 絵について
アクリル絵の具を お茶櫃に収納した。
メダカの泳ぐ螺鈿細工の蒔絵。


仕舞い込んでいたお茶櫃に、
絵の具のチューブの高さがピッタリかも。
試してみたくなった。

入れてみたら、持っている絵の具がきれいに納まった。


色とりどりにアクリル絵の具。
硬いもの、柔らかいもの、
透明、不透明。
細かい、荒い。
光沢あり、なし。
様々な種類がある。

味覚のように、
絵の具にもそれぞれの感覚がある。


絵の具を眺めながら、
その感覚を味わう。

そして、様々な、情景が目に浮かぶ。
過去にこの絵の具を使って描いた絵、
これから描きたい絵。
そして、色から思い出す、
ただただ美しい海や山。

絵の具を眺めているだけで、
あっという間に時間が過ぎてく。

絵の具を活かさないと。
昨年から絵の具を使う時間があまり作れなかった。
固くなってしまった絵の具もあって、申し訳ない気持ちになる。

インクも以前から四季を描いた蒔絵の箱に入れている。
大切に。

画材のひとつひとつに、
出会った瞬間の思い出がある。
心がけて、道具をもっと大切に、
丁寧に扱って行きたい。
その行為が絵に表れて行くと思う。

今までのひとつひとつの経験、思いや行いが色になる。
経験を重ねる度に、色の、光の純度を上げて行きたい。
月のように、美しく。
すっきりとカッコよく。


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