画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

ハマナス/心の復興を願って

2014-03-11 08:01:03 | 2011「flowers of east Japan 」
震災の後、東北の事を思いながら、
東北の海岸に咲く花々を描いた。

ハマナス、蕎麦の花、片栗、透百合、撫子。
逞しく、命を繋ぐ花々。

亡くなった方、苦しんでいる方々が、
少しでも、花のように、
明るい方へ、明るい方へ、
と進んで行けるように。

震災から3年目。
今日と明日は何度も思い出すようにしよう。

どんなに、苦しかったか。
悲しかったか、怖かったか、
寒かったか、冷たかったか、
苦しかったか、痛かったか。
できるだけ、体と心の痛みを思う。

胸が苦しくなる。
何度も、何度も、苦しくなろう。

そして、亡くなった方を思おう。
少しでも、明るい方へ、明るい方へ、
とその心が進んで行けるように。

胸の痛みを感じながら、
何度も しっかりと確認しよう。
私達は生かされてる。
亡くなった方々が私の心を作ってくれる。

生きている私達ができる事は何だろう。

ハマナスの咲く、浜。
遠くに海を描いた。

描きながら、怖くて、胸が痛かった。
それでも、海は美しい。
私達は、海と一緒に生きて、生かされている。

それぞれが、できる事、やれる事を
よろこんでして、
命を繋いで行かないといけない。

母である私は、
よろこんで家族のお世話をしよう。

生きているのだから、
よろこんで、よろこんで、
明るい方へ、進んで行こう。

明るい方へ、
心の復興を願いながら、
今日も絵を描く。


蕎麦の花


片栗


透百合


撫子



花のやさしさ/唯一無二の自分の花

2014-03-08 22:50:56 | 日々の感動
花のやさしさに涙が出た。

この花々のおかげで、酸素がある。
酸素がないと人間は生きられない。
花々、樹々は、
自分のためでもなく、
誰のためにでもなく、
ただ、まっすぐに明るい方へ。
よろこんで咲き、命を繋ぐ。

それが、花のやさしさ。

その、健気な姿に、涙が出る。

あれこれ自分の事ばかり考えている
自分が恥ずかしくなる。

私も、花のように、
よろこんで何でもしよう。
ただ真っすぐに生きよう。


素直に風にゆれる、芥子の花。
その影で青く光るパンジー。




怖いぐらい重なる花びら。
これは椿、山茶花?




沈丁花。
小さな花が集まって、その香りで、春を告げる。




私はどんな花を咲かせる事ができるだろうか。
花のように素直に生きて、
唯一無二の 自分の花を咲かせよう。


由布院一日目/もっと広くて大きな世界を感じていたい。

2014-03-07 09:40:54 | 日々の感動
夕暮れの由布岳。
盆地の湯布院は、突然に日が沈み、
街全体が、影に包まれる。

ボケてしまってる写真だけれど、
青のグラデーションが美しかった。
何度観ても、飽き事ない、
観るたびに表情の違う由布岳。



先日、家族で、由布院へ行った。
東京にいた20年以上前から、
ご縁があって、度々訪れている。

今回も電車での旅行。
青いソニックで、博多から別府へ。



車窓の空、
光が線になってた。

街から、山へ。
車窓の景色を楽しみながら、別府へ向かった。




別府の駅の近くで、関サバを食べて、
“うみたまご”へ。



動きも その造形も美しいクラゲ。



キラキラと光る線となって動くイワシ。



大分の山々には、一週間前の雪がまだ残ってた。
九州でも、こんなに雪が積もる事を知らなかった。




“うみたまご”から見る海、
いつも見ている百道浜と全然ちがう。
大海原、を感じる海。

向こうに見えるのは国東半島かな?
山が長く、端の方まで続いてる。




黄色い電車で由布院へ。
一駅一駅、湯布院へ近づく度に、雪が深くなっていった。
雪の重さで曲がったのか、竹や樹々が、大きくしなだれていた。





由布院、一日目。
雪の残る山々、海、美しいクラゲ、イワシが目の中に残った。
旅に出ると、日常とは違う世界に、夢の中にいるような気持ちになる。

いつも見る景色、
いつと見る事から離れると、
知らない事ばかりだと気がつく。

日常の中にいると、
自分の見ている世界、
思っている事だけの中が全てのように感じてしまう。

ー世界は広くて美しいー
電車の旅なのに、
そんな事を思ってうれしくなった。
いつもいつも、
もっと広くて大きな世界を感じていたい。