画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

「蓮の夢」/心に映り込む姿

2021-06-27 09:50:28 | 絵について

「蓮の夢」No.28 アクリル  600×300 キャンバス

蓮の立ち姿を
単純な色と線で表現した
「蓮の夢」のシリーズ。

色と形が響き合う。

「蓮の夢」No.33 アクリル  600×300 キャンバス

どこまでも続き
重なる蓮の葉
山並みのように見える。

その間から
蓮の花が姿を表す

明るい方へ。


「蓮の夢」No.31 アクリル  600×200 キャンバス

何度も塗り重ねた下地に
下描きをせずに線を引く。

その緊張感
弦楽器のような
線の震え。


「蓮の夢」No.29
 アクリル  600×200 キャンバス

「すっと立つ、バレリーナのよう。」
絵画展でのお客様の感想がとてもうれしかった。



蓮の立つ姿が
それぞれの心に映り込みますように。


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「蓮の夢」八変幻/組み合わせを楽しみながら生きて行こう

2021-06-24 19:00:29 | 絵について

「蓮の夢」八変幻 アクリル Acrylic Paint キャンバス【額】730×2000

健気に 逞しく
真っ直ぐに立つ。
「蓮の夢」のシリーズ。

8枚の絵を特注の額に入れた。
絵のサイズに合わせ、
画材屋の東美さんに注文。
枠の黒と、背景の金を自分で塗った。

このシリーズを描く時
ギターやバイオリンの
ソロの演奏をよく聴いた。

たまらない気持ちを大切に。


蓮の音と、蓮の夢のシリーズがずらりと並ぶ。
この景色を展示の2年前から想像しはじめていた。

舞鶴公園、福岡城址の
お堀に蓮が咲くように、
蓮の花が、咲き続け、広がり続ける。


蓮展での展示では、壁に直接掛けていた。
同じ絵でも、隣り合う色、背景の色、
飾る場所の環境で全く雰囲気が変わる。

それぞれの色と線が
生かし合う。

組み合わせを楽しみながら生きて行こう。

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群青/夜空の黒に青空の青

2021-06-17 09:06:38 | 絵について


蓮を描き続けていると、
それぞれの個性をより感じるようになって行く。

夏の初め、まだ葉の少ない場所に、
低く小さく咲く健気な姿。
夏の終わり、葉の生い茂る間から
茎を伸ばし大きな花を咲かせる逞しい姿。

それぞれの環境で、
文句も言わず、必死に咲く。

絵画展「どこからどこへ」の会場、
アクロス福岡メッセージホワイエは、横長のピンクの壁。
そこにどう展示するかを考え、
丸いキャンバスを黒のパネルに貼った。  


会場が広かったので、
「蓮の音」と「蓮の夢」
両方ののシリーズを並べ、
全部一緒に観ることができてうれしかった。 
色と形が響き合う。


爽やかに、もっと爽やかに、
何度も何度も塗り重ねたコバルトブルー。
目には見えない、重ねる程に出る深み。



コバルトブルーの円の中
白の鮮やかさが際立つ、

白はとても強い色だと気がついた。

「白は強い色なんですね」
個展にいらしたお客様からも同じ感想が。
共鳴できたことがとてもうれしい。



漆黒のような黒に、
パネルに黒を何度も塗り重ねた


青の個性を引き立てる。
色と色。

夜空の黒に青空の青が映える。

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白い飾り棚/今のために

2021-06-13 10:03:45 | 絵について

これは20年前に横浜に住んでいた時の室内の様子。
描いたのは、10年前。
左奥にある白い棚は
今でも我が家で活躍中。

その白い棚の整理をした。

カエルコーナー。
鳥獣戯画のカエルもはりきってる。

この場所に時計があると、
作業中に見やすい。
飾り棚の中のカエルの時計。



この器は気に入って実家からもらって来たもの。
青のガラスの器は見ると
昔の記憶が蘇る。

レディーボーデンのアイスはいつもこれに入れてくれた。
ぶ厚いガラスの上で
アイスがゆっくりと溶けて行く。
固いところ、溶けたところ
すごく冷たいところ、
あんまり冷たくないところ。
味覚と舌の感触を 
美しい器の上で溶けて行く様子と一緒に楽しんだ。

マトリューシカと象とダルマ。
こんな組み合わせがとても好き。
多国籍、多様性。
何でも受け入れるこの棚のように、
人の心もこうあれば良いのに。




全部出してみる。
なかなかの量。 
ここは思い出の品が沢山。

お友達の結婚式の引き出物、
海外からのお土産、
民芸品、
大事な人からの頂き物が多い。

沢山の思い出。
沢山のストーリー。

良く使うものは取りやすい位置に。
断捨離、と言う言葉はあまり好きではない。
自分の手元に来たものを、
そんな冷たい言葉で手離したくない。

なるべく活かす。
そして、役目を終えたものは、
次の場所、違う形に変化する。

「ありがとう」

整理整頓は、
自分の生活の変化を実感する時でもある。
子供の成長、自分の成長。
過去と未来を思う、
今のために。

これは、まだセツ・モードセミナーにいた頃の絵。
棚の中も、描き方も懐かしい。

見るだけでうれしい棚。
思いのこもった品々は、
いつも私を励ましてくれる。

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「蓮の夢」五色/これからも変化し続ける

2021-06-10 09:00:38 | 絵について


五色が揃うと不思議と安定する。
世の中に、色々な色、色々なもの、
色々な人がいるのもきっと意味がある。

ずっと描いてきた蓮の花。
昨年の「蓮展」をきっかけに、
撮りためた700枚の写真の中から、
選んだ300枚をプリント。

葉書サイズの何種類かの色の紙に、
その時の気分の素材を選び、
プリントした蓮を眺めながら
これ!と思ったものを描いた。

100枚ほど描いてから、
気に入った構図を選び、
丸いキャンバスに描くことにした。

背景ははっきりとした色に。
ガッシュを使い(不透明なアクリル絵の具)下地に何度もを塗り重ねた。
はじめに黒を塗った。それから緑。
次から次へと塗りたい色を塗っていたら、
自然と五色になった。

描き終えて並べた時、
「五輪だ」
と娘が言った。(五輪マークとは順番が違う。)
昨年、五輪の延期が決まったばかりの時で、
少し複雑な気持ちになった。
「来年は不安なく、五輪が開催されれば良いのに」
そう心の中で願っていた。



今年の絵画展「どこから どこへ」では、
アクロス2階のメッセージホワイエの横長の壁面に。


アクロスのメッセージホワイエの個展では、
「金の背景の、この作品が一番好き!」
という方が何人かいらっしゃった。


昨年9月の「蓮展」では、
壁に直接飾っていた。
白い壁、緑を背に、
違った雰囲気で蓮が咲いていた。。

色の働きも環境で変化する。
どの環境で輝くか、
輝かせるか。
これからどうなって行くのか。
五色はこれからも変化し続ける。

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アクロス福岡メッセージホワイエ/円の中で

2021-06-04 18:07:06 | 絵について

どーーん。
まるでお寺の柱のよう。

アクロス福岡2階 メッセージホワイエには
会場に大きな柱が並んでた。
何本だった?

思い出せず、
絵画展「どこからどこへ」を終えて2ヶ月、
改めて会期中に撮った会場の写真を眺めてみた。

丸い柱の数は3本。

アクロス福岡 メッセージホワイエが
とても個性的な空間だったので、
写真をいくつか選んでみた。

アクロスができた当時は
この場所に水槽があったらしい。

ここを中心にして
天井の形も、床も、
円が広がって行く。

絵で表現したかった、
生きるよろこび。
うれしさや、爽やかさも、
広がる円のように
ここから広がって行けば良いのに。

どれぐらい大きな水槽で、
どんな魚が泳いでいたのか。

広がる波紋のように、
円の形が、
壁に伝わってる。

メッセージホワイエの反対側は交流ギャラリー。
「どこから どこへ」の会期中は使われてなかった。


階段のところに地図が。







階段の下、一階の観光案内所には九州各地のパンフレットが沢山!!

コミュニケーションエリアでは、
美味しいコーヒーやケーキもある。
ここは、知らない方も多いのでは。



「絵が見えたので」
この入り口から入って 絵を見てくださった方も。

7日間で500人の方が絵の前で足を止め、
興味を持って絵を観て下さった。

本当にありがとうございました。

円が広がり続けるよう、
こらからも頑張ります。

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