画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

雀(ステッドラー 水彩色鉛筆)/伝えたい事を忘れずに

2019-09-30 21:44:20 | 絵について

「金木犀の香りがするね」
と話しかけると、
寝起きの主人は何も言わす、
ただ深く頷いてくれた。
その事がとてもうれしい。

感動した事に誰かが共感してくれる。
生きて行くのにとても必要な事だと思う。
日々のちょっとした事に共感できる人がいないと。
沢山の人の中にいても
ーひとりだー
と思うようになる。

絵を描くのも
感動した事に誰が共感してくれるから。
その事がうれしくて描き続ける。


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雀を描き始めた。
かわいくてたまらない。
この気持ちが伝わればいいのに。

ついつい、
書き込む事に夢中になって、
仕上げようとしてしまうから要注意。

ちょっと膨らんで、
リラックスしてる。
ふわふわな感じ。

働き者の雀。
健気に生きてる。

伝えたい事を忘れずに。
触れているつもりで描く。

いつも対象に合わせて画材を選ぶ。
繊細な羽を表現するために、
ステッドラーの水彩色鉛筆を使用。
胸の羽毛も
ーこの感じ!ー
と触れているような感触で描ける。

薄く、ほんの少し色をつけるのも、
この粉っぽさのおかげ。
気がついたら水をつけた筆を手の甲にあて、
水分を確認してた。
繊細なものを描くときは慎重になる。


ぐちゃぐちゃになってしまった色を、
番号順に並べた。
昔は子供達が率先して並べてくれてた作業。

色鉛筆を手にいっぱい持ってしまう癖がある。
戻す時間と、探す時間の短縮のため、


ケースの溝に細い紙を入れて、
目印の色をつけた。
元の位置に戻しやすい!

どこまで描き込むかと考えるけど、
いつも、ふっと手が止まる。
「ここまでだ」
その瞬間に、絵が急に別の世界に行ってしまい。
誰かのところに行こうとする。

一枚一枚の絵が、それぞれの場所で活躍しますように。

ホームページでmaruの絵を紹介してますhttp://maruartworks.com/





檸檬 Lemon /本当の大人

2019-09-28 10:57:01 | 2013「それがそれらしくある」

シリーズで描いた、「それがそれらしくある」の一枚。

お隣から頂いたレモン。
手にした時に、
「あっ」
と思った。

ー生きてるー

採れたてのレモンの、
肌ざわり、重み、
感じる何か。
言葉にできないものを
絵で表したいと思った。

〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint
〔サイズ〕227×158mm
〔素材〕キャンバス

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ー世界はいつだって美しいー

檸檬を手にしてそのことに気がつかされ、
絵を観てその事を思い出す。

空や海、花や鳥、
美しい景色、
目の前には美しいものが沢山ある。

人が勝手にそれにを少し汚してしまった。
これ以上、汚さないために何ができるのか、
どうしたらきれいにできるのか。

日常の出来事が
心に暗い影を落とし、
頭から離れなくなり、
全ての美しさを感じられなくなる時もあれば、

美しいものを感じて、
近づきたい、
そう思い続け、
自分の中の暗さ、
世の中の暗さが嫌になって、
無視したり、
遠く離れたくなったりする事もあった。

それでは、
自分が何処に行けば良いのか分からなくなる。
そう気がつけたのは最近のこと。

暗いところばかり見てしまう。
明るいところばかり見ようとする。
子供はそうやって成長していくけれど、
大人がそのままではいけない。

全体を観て感じ、
どうするかを考えるのが本当の大人ではないか。
最近そう思う。

目の前のひとつひとつ、
その重み、香り、手触り、音、味から、

ー世界はいつだって美しいー
その事を思い出し続ける。

息をゆっくりと吐きながら、
焦らず、
穏やかに。

それから、
しっかりと目の前の事に向き合って行こう。
問題は沢山ある!
全ては成長するための材料。

ひとつひとつ丁寧に。

本当の大人、
理想の自分に近づきたい。

ホームページでmaruの絵を紹介してます→http://maruartworks.com/


ペン先  penpoint /大切な思いの象徴となるように

2019-09-25 09:55:58 | 2013「それがそれらしくある」


シリーズで描いた、「それらしくある」の一枚。

この絵はペンを持ち、書き続ける方のところへ行った。

絵を前にして、素敵な言葉を書いて下さった。

「この絵は凄い。見ているだけで力が湧き出てくる。金属のペン先は先端に向かって光を研ぎ澄ましている。ほら文字が出るぜ。読めるもんなら読んでごらん。塗りつぶされた黒い背景がまたいい。ぼくの最近の心模様のようだ…」

ありがとうございます。

絵は行くべき所に行き、
きっと今も活躍してる。

一枚一枚の絵が言葉にならない大切な「思い」の象徴となるように。

私が願い続けている事。

もっと実現していくように、
これからも精進します!

〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint 〔サイズ〕227×158mm
〔素材〕キャンバス

福岡県弁護士会 講演会へ/大きな理念のある人

2019-09-20 16:27:24 | 日々の感動


昨日は福岡県弁護士会館へ。

新しい弁護士会館はとってもきれい。
ちょっと緊張して行ったけれど、
開放感のある開かれた雰囲気に少し気持ちが楽になった。





今日は
村岡浩司氏
「世界とつながる 地元創生起業論」
の講演へ。



地元から世界へ。活躍されている方は 理想に向かうエネルギーに溢れてた。
そのエネルギーはどこから?
と人を惹きつける魅力があった。
先行きが不透明名時代に何ができるかを考え、
地方を活性化して九州全体を盛り上げて行く。
思いと、活動のひとつひとつをたった45分、猛スピードで熱弁してくれました。

地元の活性化にはまずしっかりとした理念を持つリーダーがいて、
同じ大きな目標に向かう事、この方の言うことなら、
と思える魅力と安心感がある事が必要なんだと思った。

ーよろこびを共有するー
地元創生が感動を共有できる場になればと
思う。
地元から世界へ。
広がり続ける事を想像するととてもうれしい。





これが地元創生のために作られた、
九州の素材のみで作られているパンケーキミックスとスパゲティ。
会場で販売していた。
何と一緒に食べようかな。
甘いもの?それとも·····

そして、村岡氏と弁護士の方々となトークセッションでは弁護士の方が裁判など困った時だけではなく、
事業を始める時の相談相手として活躍している事を知ることができた。
「事業を通じて誰かを笑顔にできること、よろこびを共有できる事にやりがいを感じます。」
弁護士の方の言葉が印象に残った。

ーその人の理念は何か?ー
強く大きな理念のある人は、深くものごとを考えている。

理念は
何がうれしいか、誰がうれしいか
に繋がる。
自分だけか?まわりだけか?
うれしさはどこまで広がるか?

色んな人の話を聞いて、感じて、
世の中の事、そして自分の理念についてもっと考えたい。
感じて考えるを繰り返す。

知識も必要だけれど、
まず感じる事が必要だと思う。
もっと感性を磨きたい。

アンテナを建てよう。
敏感になろう
(感性を磨こう)
そして誰かの感動
(うれしさやよろこび、悲しみ、怒りも)
を受け取り、
感じてそれを表現して、
誰かと通じる。

「お玉」ladle /当たり前の中にある美しさ

2019-09-20 13:09:35 | 2013「それがそれらしくある」


シリーズで描いた「それらしくある」の一枚。

日常の当たり前の中にある美しさ。
それに気が着いてもらえるような絵を描きたいと改めて思う。

今朝もこのお玉でお味噌汁をよそった。
結婚した時に実家から持ち出したもの。
30年以上過ぎてもその姿は変わらない。

ふと、お玉を手にとり思う。
「えらいな」
毎日、その役目を果たす機能美。
しっくりと手に馴染む。
その中に、母と私の日常が染み込んでいる。

日々の生活の中に美しさがある。
そのちょっとした美しさに気がつける事は幸せな事だと思う。

ものだけではない、人が生きること、
その動き、雰囲気、
当たり前の中の美しさにもっと気がつきたい。


〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint 〔サイズ〕227×158mm
〔素材〕キャンバス


小さな小さな振動/響き合う何か

2019-09-17 11:01:47 | 日々の感動

9月15日にアクロスの福岡シンフォニーホールで開催された、
「橘フィルハーモニーオーケストラ」の定期演奏会へ。
ホールのこの雰囲気が好き。
日常では味わえないこの空気感。



管弦楽のコンサートは本当に久しぶり。
チューニングの時から、
何十台もの楽器が響きあう音に感動、
自分の中にある芯のようなものが、
基本に戻り、落ち着いて行く。

ベートーヴェンの「運命」も
こんな曲だったのか!と
とても新鮮な気持ちで聴けた。
有名なドアをたたくような「タタタターン」の音!

一目覚めなさい一
と揺り動かされ、起こされる。
自分はこれでいいのか?
と問いかけたくなる気持ちにさせられる。

アンコールはエルガーの「威風堂々」。
(この曲の題名を思い出すのに、半日使った。
華やかで、明るさが続き、
どこまでも広がって行くような高揚感のある響きに、
ひとりで盛り上がって感動して泣きそうになった。



帰りはアジア美術館に寄って、
美術館賞。
アートカフェで画集もいろいろ開いて、ホッと一休み。




最後は音に誘われて、
中洲ジャズの轟かおりさんのステージへ。
しっかりと声量のある、素敵な歌声に引き込まれた。

ラストの曲は
「On the Sunny Side of the Street」
懐かしさもあって、
ジーンと胸が熱くなった。

管弦楽とジャズ。
生の演奏はやはりいい。
人は内側に共通の芯がある。
それぞれに響き合い、感じ合う何かがある。
その事が実感できた。

ー振動が体に伝わり、何かが目覚める。ー
色も光の波動、小さな小さな振動。
私が描く絵も、人の心を震わせて、
内側にある本質的なものを刺激し、
目覚めさせ、
奮い立たせる事ができればいいのに。

2時から6時まで、たった4時間だけど、
ひとりで盛りだくさんの1日。
体力つけて、これらもいろいろ楽しんで行きたい。
感じて、そして表現する日々を送ろう。


夏の終わりの蓮の香り

2019-09-06 19:32:51 | 日々の感動


風を感じる良い時間だった。

柳のおかげで、
サラサラと風の音が聞こえてとても気持ち良かった。

蓮の葉が風に押されて、白い裏側を見せて、キラキラ光ってた。



群舞のような蓮の動きを見てたら、
海を眺めてる時と同じ気持ちになった。



夏の終わりの蓮の香りも伝わればいいのに。

久しぶりに自然を五感で感じて
大切な何かを取り戻した。