大宰府の大楠に会いに行った。
何度も行っても、何度も見ても、
いつもその大きさに驚く。
樹齢千五百年。
目の前に立つと、色々な事を感じる。
そして感じた事を表現し、
伝えたくなる。
木のまわりは空気が違う、爽やかだ。
沢山の枝と葉が、サワサワと音をたてている。
「しっかりしろ、それでいいのか?」
やるべき事にしっかり向き合え。
そんなふうに言われてる気がした。
大きな大きな、
こんなにも生きてる生物と向き合い、
深い畏怖を感じ、
大事なところのスイッチが押される。
感じたことを伝えたい、
伝えられたら本当にうれしい。
大楠のように、
大きな木になりたい。
良い絵を描き、
良い影響をあたえる人になりたい。
この木の事を何度も何度も思い出し、
描き続ける。