画家maruuの 心を磨く 絵を描く生活

50代主婦の絵を描く生活。
心穏やかにに生きるために、日々の思いを綴ってます。 maruからmaruuに改名しました。

「理想は何か?」/美しくやさしい表現

2021-07-04 12:54:09 | 絵について


好きなものも、嫌いなものも、
どちらも大切であることを
最近とても感じている。

セツの頃の作品。
5年間勤めていた会社を辞めて、
セツ・モードセミナーに入学した。 

セツに入学するきっかけは、
20代後半、ある展覧会で、
「これは違う!」
作品の表現方法を大変不快に思ったから。

その作品の前に立ち止まり、
自分が何故そう思うか考えた。
「美しくない、やさしくない!」
「自分が理想とする、美しくやさしい表現とは何?」
自分が自分に強く疑問を投げかけていた。
モヤモヤとお腹のあたりに何か、
どうしようもないものずっとがあった。

そんな時に、友人が、セツ・モードセミナーに通いはじめていて、
パンフレットを見せてくれた。
その表紙、白黒の、節先生のデッサンを観て、
「キレイな線だ」
と思い、こんな美しい線で描きたい!

就職もしていたし、結婚もしていたけれど迷わず入学を決意。
夜間の部は人気があって、2回続けて、落選(くじ引き)したので、
会社を辞めて、昼の部に入学した。

セツではモデルを前に、その場で絵を完成させ、
そのまま全員の絵を並べる批評会があった。
先生と生徒たちが、絵の感想を述べ合う。
まず、気にしてもらえる絵を描かないと批評もしてもらえない。
自分の絵がどう見られるか。
とても勉強になった。


これはセツに通っていた頃、
横浜に住んでいた家の中を描いた絵。

コタツに入りながら、ゲームをする主人。
臍の緒みたい、と思い、
テレビと繋がるゲームの配線を太く描いた。
壁紙も絨毯も懐かしい。

セツでも、今でも、
美しく、やさしい表現を求め続けている。

違う!これだ!を繰り返しながら。

強い「違う!」を感じたら、
「理想は何か?」
を考える癖をつけた。

違う!が自分の内側を刺激する。
お腹のところの何かが動いて、
私に理想、進む道の先に、
光を射してくれる。

あっちだ!!

ホームページでmaruの絵を紹介してますhttp://maruartworks.com/



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