お月見は、旧暦の8月15日(現代の太陽暦では9月中旬~10月上旬)に、おだんごや秋の七草などを供えて、月を観賞する行事です。この日は大体、満月になり、「中秋の名月」や「十五夜」とも呼ばれています。秋の実りの収穫に感謝する日でもあり、里芋などの畑作物も供えられてきました。また、十五夜の夜だけは、子どもたちはよその家のお供え物を自由に取ることが許され、おだんごはたくさん取られたほうが縁起がよいとされていました。今でも地域によっては、行事として催されているところもあるようです。
満月に見えるのは、太陽、地球、月の順で一直線に並んでいるときです。中秋の名月は満月か満月に近い状態なので、満月のときとほぼ同じように並んでいて、太陽と反対の方向に見えます。夕方は東の空、真夜中は南の空、明け方は西の空を見てみましょう。
月見だんごの形や数などは地方によってさまざまです。
形は、真ん丸に丸めたものから、へそのように中央部がへこんだもの、里芋の形をしたものなどいろいろあります。供える数も地方によって違い、十五夜にちなんで15個供えたり、1年の月数に合わせて12個(うるう年は13個)だったりするようです。また、おだんごの代わりに、どら焼き・もなかなど満月のように丸いお菓子や、うさぎの形をしたまんじゅう、うさぎの絵が描いてある和菓子などを用意してもお月見の雰囲気が出ます。ゆで卵を半分に切って、月に見立てるのも楽しいですね。
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