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福山市田尻町一帯は、あんずの栽培で有名です。
現在、栽培されている方は、高齢者ばかりで後継者もいなく、あとどれくらい続けられるか分からない状況ですが、今年も地元の宝であるアンズについて多くの人に知ってもらおうと杏まつりが行われます。
あんずは生食にするより、ジャムやシロップ漬けにして利用される事が多いように思います。干しあんずとかもあるそうです。
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あんずの持つ甘味はブドウ糖や果糖、酸味はリンゴ酸やクエン酸によるものです。こうした有機酸は、胃液の分泌を促進させて消化を助け、食欲を増してくれます。ビタミンAが多く、ミネラルではリンと鉄が多く含まれています。 日もちが悪いので、ジャムや缶詰、干しあんずにされますが、干しあんずには果糖が非常に多くハイカロリーなので、登山、遠足や激しい運動後などに2~3個食べるだけで元気が回復します。また緩下作用に優れていますので、便秘がちの人は、毎日食べるとよいでしょう。
また、果肉に含まれているアミノ酸の一種のギャバは、脳の血行を良くする作用が知られていますので、脳動脈硬化症などによるボケの予防効果もあるそうです。
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昔からあんずは、冷え症に効くことで有名ですが、冷え症で虚弱体質の人は、あんず酒(熟したあんず1kgを洗い、水切りしたものを、氷砂糖200gとともに広口びんに入れ、ホワイトリカー1.8リットルを注ぐ。 約6ヶ月後にあんずを取り出す。)を就寝前に杯一杯飲めば、体が温まり、滋養強壮作用を発揮してくれますよ。
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