古代エジプト王の墓にも埋葬されるほど、長く世界中で親しまれてきた豆、そては、えんどう
エンドウ豆は、9000年前にすでに地中海沿岸地方で食用に栽培されていたようです。 今から3300年以上昔のエジプト王として有名なツタンカーメン。 その墓から見つかった種は「ツタンカーメンのえんどう」と呼ばれ、えんどうと人類の関わり合いがとても深いものであることを示しています。
日本へは、9~10世紀ごろの奈良時代に遣唐使によってもたらされたようです。平安時代に記された「和名類聚抄」には「乃良末女」という名で登場します。 本格的な栽培が始まったのは、明治時代に改めてヨーロッパやアメリカからさまざまな品種が持ち込まれてからのようです。 若いさやをたべるさやえんどうや、熟す前の青い豆を食用にするグリーンピースは、この時に日本に伝えられたそうです。乾燥豆として使うエンドウ豆の国内生産は主に北海道の一部で行われており、現在は大半がカナダ、イギリス、中国などから輸入されるようです。
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