ケチ太郎

昔話に出てくる桃太郎は、きび団子を犬、猿、キジに一つずつ与えてお供にするが、面白い事に地元の伝承では「一つはやれん、半分やろう」と言う話が多いらしい。腹を減らした猿が、きび団子半分では割に合わないと不平を唱える場面もあるらしい。
民俗学の研究者には、きび団子は鬼を倒す呪力（じゅりょく）を持った食べ物と解釈し「きび団子が半分なのは、桃太郎がケチだからではなく、呪力が大きい為」と言われています。
「きび」にはそんな力があるのでしょうか？