出世するための精神的な態度とは、なんだと思われますか。
私は、
運・根・鈍
だと思います。
運は、運命のことです。
運命とは、字のこどく命の運びと書いてあります。
自分の意志というより、神様のご意思や他の人々の働きかけ、環境が良いか悪いかということです。
出世とは、字のごとく、世に出る、つまり生まれること自体も運命であり、出世であるのです。
根は、根性のことです。
忍耐力ということですね。
仕事や勉強をするにも忍耐力、根性が必要です。
同じ仕事を忍耐強く続けていると、徳が積まれてきます。
上に立つ、資格があるということになります。
長年勤めていると後輩が入ってきますから、自然に上役になっていくのです。
鈍は、鈍感ということです。
冷酷というと言い過ぎかもしれませんが、部下に対しても鈍感で、情にもろいと上役として向いていないということになります。
言い方を変えると、ズウズウしいというか、目先に些細なことにとらわれず、大きな心を持たなくてはなりません。
上に行けばいくほど、さまざまな重圧がかかってきます。それに耐えられなくてはダメなのです。
ある意味、責任を背負いすぎない、責任を持ちすぎないことも大切な心がまえだと思われます。
少しずるく、あまり働かない、ワーカーにならないということです。
後輩に仕事を任せるのも大事な仕事です。
ちなみに、私は、運と根が認められて、チェーン店の支店長を6年ほど勤めていた時がありました。
でも、鈍というところで上手くゆかず、お店の運営が悪化したときがありました。
上に行けば、行くほど圧がかかって、それに耐えられなくては、中々出世できないと思われます。
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