「江戸の100人展」茶道の師匠 2010-05-16 | 俳句と絵と書と・・ こう見えてもあたしは昔、この辺りじゃ美人の茶道 の師匠と評判でしたよ。 普段、番茶しか飲まない大店の若旦那などが、茶道 がどんなものかわからず弟子入りししましてね、 そりゃ大変な騒ぎでした。 なかでも琉球屋の若旦那はあたしに夢中でね、 嫁にきてくれなきゃ死んじゃう! なんて言って 困りましたよ。 あいつはあたしが男にしてあげましたんです。 たまには羽二重団子でも持って顔を出してもよさそ うなもんですがね。 あいつはあたしが男にしてあげたんですよ。