ちょいとお前さん、ひと休みしませんか。
お饅頭買ってきたから、お茶でもいれますよ。
俳句は上手くないけど、絵は上手いね、これあたしかい?
こんなに美人に描いてもらってうれしいよ。
お前さん、いつも家にいておくれよ。
あたしはお前さんと、こうして一緒にいられるのが一番うれしいよ。
なんだか雪が降ってきそうな空模様だね。
寒いから布団敷いて寝ちゃいましょうか。
ちょいとお前さん、ひと休みしませんか。
お饅頭買ってきたから、お茶でもいれますよ。
俳句は上手くないけど、絵は上手いね、これあたしかい?
こんなに美人に描いてもらってうれしいよ。
お前さん、いつも家にいておくれよ。
あたしはお前さんと、こうして一緒にいられるのが一番うれしいよ。
なんだか雪が降ってきそうな空模様だね。
寒いから布団敷いて寝ちゃいましょうか。
昨日は「どんぐり山豚火」でちょいと横道にそれて失礼いたしました。
きょうからまた「江戸吟行」に戻ります。
えっ、「どんぐり山豚火」の方が面白いって? いやぁ、これは参りましたな。
そうそう、お金儲けの話は聞きたくないですか。
山豚火は自動巻の腕時計をしてました。ヨドバシカメラで3万円の腕時計ですょ。
その腕時計が時計コレクターの越後屋の旦那の目にとまり、100両で売れたのです。
100両って現代の価値でどのくらいか聞きたいですか。
串団子が1本4文ですから、計算してください。
それじゃわからないですか。まぁざっと10,000000円です。
0が多すぎて、まだわかりませんか。
江戸でちょいとの間、遊んで暮らすには十分過ぎますよ。
あなたも江戸に来ることがありましたら、自動巻き腕時計を持ってくるといいですよ。
夜になると天秤棒で荷をかついだそば屋が風鈴を鳴らしながらやってくる。
このそば屋を二八蕎麦(にはちそば)と呼んだ。
そば一杯の代金が十六文のところから、二八の十六で「二八蕎麦」なのです。
これがなかなか旨くて、寒い冬には温まるのです。
「浅草七福神巡り」 恵雅さん、房州やさんも詣でたというので、
それではと山豚火も浅草に出かけ、恵雅さん、房州やさん
よりも300年もむかしの「浅草七福神巡り」をしてきました。
その後は「浅草駒形どぜう」で腹ごしらえ。
その頃、「駒形どぜう」があったとか無かったとか、そんな
細かいことは言いっこなしです。
旅籠には「飯盛女(めしもりおんな)」がおりました。
客引きから給仕女、そして念入りな化粧と派手な着物で娼婦になる。
鼻の下を長くしていると、すっからかんにされます。
飯盛女にお風呂なんかに誘われても、ついていってはいけませんよ。