循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

創作・短歌/葬儀

2017年11月15日 12時58分25秒 | ETUDE
・祭壇に遺影飾られ笑みておるやっぱり笑顔の遺影が良いか

・葬儀での邂逅だから笑えない互いの息災喜んでいる

・葬儀での喪主の挨拶様々で妻をカガとて呼ぶ夫(つま)悲し

・明日からはあるべき姿ない暮らし心の支え何に求めん

・墓の前で泣かないでと言われても金の入らぬ財布じゃないよ

創作・短歌 「裸の王様」

2017年11月14日 13時37分19秒 | ETUDE
11月14日

・いつからかこの指とまれが失効中漏電してたの知らないだけで

・創設者そういう履歴背負いつつあの人だあれそれはないよね

・群れるのを人一倍に嫌ってたそんな自分の望めるところ

・相談も報告すらないついでだけいつから俺は窓際の人

・相談がないということ喜べる皆が力をつけてきたから

・九時四時の常勤といえパート的仕事はハンコ押しているだけ

・今更に現場の中で汗かくや年寄りらしく生きたらいいさ

・かくれんぼ幼き頃からそうだった探そうとせぬ鬼も居たんだ

・人生の夕暮れの中とぼとぼと暗闇の中の明かり求めて

・鏡なき時代もあったその頃は水を鏡に自分を見てた

創作・短歌 / 魚釣りあるいは調理

2017年11月13日 06時54分22秒 | ETUDE
・小魚を自分でさばくその手つき聞くと見るとで姿も違う

・釣果あり釣った魚を調理せん三枚に捌くたどしき捌き

・小魚も釣法により胸はずむ野生と向き合う漁師のごとし

・小魚の素揚げ天婦羅初体験釣れたる時を振り返りつつ

・棲み分ける魚の特性覚えつつ仕掛けも餌も使い分け行く

気持ちの冬支度

2017年11月12日 06時53分46秒 | 徒然なるままに(日記)
11月12日(日)4℃~9℃ 曇り

 昨日は風雨強く、岩木川の水位もかなり上がっていた。
新聞を見れば昨日の弘前はそれでも14℃(最高)だという。岩木山は終日、姿が雲に覆われて見えなかった。
今朝も見えないので、「おそらく雪で真っ白な姿がもうすぐ見えるのかもしれない。

 昨日は公休日であったが、天候も不良なために終日家の中で過ごしている。

日ごろ溜め置いてあまり見ようともしなかったビデオ録画を見た。
その中に札幌の友人から勧められた山田風太郎(小説家、79歳で逝去)の
「戦中派不戦日記」という本があるが、
その山田風太郎を故三国連太郎が2005年に故人の自宅を訪問して、この日記(未発表)を
取材するという番組を見た。
 2時間物だったが、各年代ごとに起きた出来事とそれに著者がどう思ったのかが書かれている。

 そういえば三国連太郎(俳優)も山田風太郎と同じ年代であり、三国は中国に派兵されたという。
山田風太郎は肋膜を患って、徴兵検査ではじかれて、東京医専現(東京医科大)に入学し、医師を目指したという。

 しかし両親(いずれも医者の家系)が風太郎14歳までに死亡して、叔父の仕送りで大学生活を送るが、学費が途絶えがちとなって
苦学することとなって、小説を書きそれが入選して小説家を目指すようになったという。

 
 山田の高校時代の学友は皆戦地へ赴きほとんどが戦死している。そういう負い目を持ちながら
日本が誤って歩んだ昭和の日本の戦争と敗戦、そしてバブル時代に至る高度成長期の日本国家が
辿っていく方向性をまた危惧しているのである。

 勝ち目もないアメリカとの開戦に、日本軍族が勢いで踏み切っていった過ち。
 日本人がその国民性として持っている天皇家をはじめとした、国体への向き方と、時代とともに
形骸化する国民の精神性。それを山田は「軽薄」と書いている。

 かつて日本を国外へと向かわせたもの、それはまた現在の東南アジアに進出している企業の姿にダブって見える。
 山田は日本が陥りやすいそういう日本人の特性を見抜き、安倍内閣が現在憲法を改正し、アメリカの手先になって働こうとしている
そういう動きをまるで予見していたようにすら見えたのである。
 日本が歩んだ歴史と、誤って向かおうとしている未来への無責任性を、もう一度過去を振り返りながら思い返すことは大切な価値観である。

偶然にもその山田風太郎を推奨した札幌の友人からの電話が鳴ったのは果たして偶然だったろうか…奇遇なことである。

 きょうは法人職員が集まって、福祉避難所の運営について学習する「防災訓練」が行われる。


 

創作・短歌 / 買い物

2017年11月10日 17時08分53秒 | ETUDE
・世捨て人かのごとくしてスーパーに帽子深々被りて行きぬ

・スーパーで交わり絶ちし人を見る気づかれぬこと祈りながらも

・雪間近行き交う人はそれぞれに防寒姿足早に去る

・夕暮れのカブフーズへと集う人買い物かごに幸せ詰めて

・試食する子らの元気が声となる逞しき子の逞しき母

・スーパーの鮮魚売り場に我は立つ人知れずにて釣り餌探す

・休日の悪天候の一日はパソコン前に釣りの検索

・一日にただ一杯のコーヒーを井戸水汲みて落として飲みぬ

・この頃はただならぬ夢見しことが目覚めて後も澱のごとあり

・あと思い立ち上がりてはそのことを忘れて居りぬ今いた場所へ

・今生の一杯何と尋ねられ我の最期は卵かけ飯

・日本の変節を質す風太郎日本文化も捨てし軽薄

・ブナの葉の落葉の音カサカサと何を合図に一斉に散る

・還暦を超えて五年が経ちにけり明日のことすらわからぬ不熟

・薪くべて炎の中のやさしさを伝えてくれる遠赤外線