Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

自然界の弱肉強食と人間社会

2015年01月02日 | お知らせ
     強食弱肉の自然界

 2015年の元旦は、暖冬の近年には珍しく雪が舞う厳しい寒さになりました。

 拙宅の西側には、戦国時代の銀山で有名な生野地方の山脈に降る雨を集めて大河となっている市川からの分水を主流に、姫路の北部をかたどる広嶺山系の雨水と合流し、年中安定した推量を維持する「大野川」が清き流れを為しています。

 そこで、ここには、その安定した川の水の流れや川底などに豊かに根付いている藻類で生活するフナやこい・ナマズなどの魚類が豊富に暮らしています。

 ところが、ここは、姫路城を取り巻く原始林に巣を持つ、彼らの天敵である白鷺・ゴイ鷺にとっての格好のえさ場となり、年中朝から晩まで、数羽の俊敏に動く細く長い首とその先に大きく鋭いくちばしをもった天敵が飛びまわって休むことはありません。

 それだけ、えさとなる魚類が豊かなのか?と考えますが、確かに、産卵期の春から夏をはさみ秋たけなわに至るまでの半年以上は、川を上下する魚類の隊列は数十メートルにも亘って延々と続きます。

 しかし、11月から3月までの数か月間は、魚類の隊列はほとんど影を潜め、見かけてもせいぜい数メートルの長さにも満たない短いものに変わります。

 それでも、天敵の鷺類は、親鳥から子供の鷺まで含めて、お城周辺の内堀を作る雑木林辺りから遠慮なく頻繁に飛んできては、餌となる魚を何匹も「さっと捉えて」は胃袋を膨らませますから、冬を迎えて短くなった隊列は、ますます短くなっていきます。

この元旦のように、雪が舞い散る寒さの日には、この強食弱肉の地獄の様を、川沿いの道を通って、学園通りのバス道にあるコンビニ店に買い物に行くたびに、嫌でも目撃せざるを得ず、この食物連鎖の厳しい現実が実は人間社会にも大方は共通であることに気づき、改めて仏の慈悲の世界と現実の地獄世界との双方を想い、為すすべのない自分にふがいなさを感じ、「仕方がないんだ…」と諦めるしかない状態は「幸せ」とは言えません。

 そこで、これからの1年は、自然界の食物連鎖や人間社界での対立・衝突への直接的な介入は出来ないにしても、せめて自分にできる間接的な「緩和」「融和」「社会貢献」策はないものかと深く考えることにしました。

                  平成27年1月1日 木曜日
                  岡村寛三郎(岡村ゼミナール(株) 会長)
                  ACE Kids Academy
                  協同組合クラブ・メディカル・ツーリズム・ジャパン
コメント
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