Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

珠算教育部長・高島篤からのご挨拶 「そろばんをやっていて本当に良かった。」

2015年01月19日 | お知らせ
            ≪珠算教育部長のご挨拶≫
「そろばんをやって本当に良かった」

                             平成27年1月19日
                   岡村ゼミナール(株)“ACE Kids Academy”
                            珠算教育部長 高島 篤

私は、今47歳です。自分ではまだまだ若いと思っていましたが、いつの間にか約半世紀人生を生きております。

大学卒業後ずっと東京で働いていましたが、一昨年、故郷の姫路に戻ってきました。

一年強の充電期間を経ての再始動のきっかけになったのが「そろばん」であることも、まさに私の人生における「そろばん」の影響力の大きさを物語っています。

「そろばん」は私の人生の基礎をつくり、発展させてくれたかけがえのない相棒でした。

私自身、今、人生の分岐点に立っておりますが、次のステージに向かって力強く進んでいくために、その前段階として少しこれまでの自分の歩みについて、大好きな「そろばん」がもたらしてくれたものという視点で振り返ってみたいと思います。

 そろばんを習い始めたのは小学1年生でした。その後中学一年生で初段に合格してやめるまで7年間、そろばん教室に通いました。「好きこそものの上手なれ」です。私とそろばんとの相性は良く、教室通いが本当に楽しかったです。
 楽しさの一端はどんどん上達する実感です。子供の時のあの実感は非常に大事な感覚だと思います。小学3年生で節目である3級に合格しました。

 その後も順調に昇級しましたが、小学6年生で1級を受験し、初めて落ちました。悔しくて悔しくて号泣したことを今でも鮮明に覚えています。あの時の母の励ましの言葉、そして次は絶対に受かってやるという純粋に前向きな気持ち・・・

 今振り返っても小学校時代に、「そろばん」を通じて、いろいろなことを感じ、そして学ぶことができたと思います。間違いなく「そろばん」が、人生の基礎づくりをしてくれたのだと思います。

 私はとりわけ暗算が得意でした。そろばんの試験も、みとり算・伝票算は暗算でやりましたので実質試験でそろばんを弾いたのは掛け算と割り算だけでした。

 当時の私は、街を歩いていて目につく数字、例えば車のナンバープレートなどは、無意識のうちに、足したり引いたり掛けたり割ったりしていました。

 母とスーパーに行っても、レジではちょうどぴったりの金額を出して、よくレジの人にびっくりされると同時に誇らしかったことを覚えています。小学校の授業では先生に頼まれて私が教えていました。

 自分が自信を持って生きることのできる最高の「武器」でした。

この暗算力はもちろん、学業の助けにもなりました。数字が大好きなので、まずは問答無用に算数が好きになり得意科目となりました。

 その後、大学受験における数学まで算数・数学は、ずっと得意科目で点数を稼いでくれました。

 例えば、数字の計算が早いので、コツを使って解く問題もそのまま計算するというパワー戦法もたびたび使えましたし、計算が早い分、試験時間が人より長く使えたと思います。

 数字が苦手な人が多いなか、数字・数学が好きで他の教科を引っ張ってくれたというのは受験の上でも有利であったことは言うまでもありません。

 そのきっかけは間違いなく小学1年生から習った「そろばん」でした。

 人生を通じてずっと数字が得意なことが当たり前になっていますが、もしそろばんを習っていなかったらどうなっていたのか想像もつきません。数字が嫌い・数学が苦手になっていたのかもしれませんね。

 仕事では、化学工業の会社で長く働きました。中心工場の工場企画、生産管理、主要製品の営業、海外(台湾)勤務等を歴任しました。そのいずれのポジションにおいても、数字の強さ、計算の速さは自分の武器となりました。工場での原価計算、損益計算も得意でした。

 営業ではお客様と話しながら、暗算で売値・数量・利益等計算し、交渉のなかで即座に判断出来ました。海外でも数字は共通語ですので、数字の強さには一目置かれました。

 自分で言うのも何ですが、大きな会社のなかでも、私の数字の強さは有名で、言わば私の「代名詞」でありました。数字では高島さんに敵わないと誰からも思われていました。

 仕事上の数字ですからもちろん、単純に計算が早いということだけではそんなに役にたちません。数字の意味を読み取る力が必要です。しかしそういう力は、まずは数字が苦にならないこと、計算が出来ることからはぐくまれます。

 数字が好き、計算が好きなことが、数字を理解し、事業を理解することができる近道になります。
会社の仕事においても「数字の強さ」が大いに役立ちました。

 日常生活においても、役立つことばかりです。

 海外旅行が大好きで色んな国に行きました。その時も、為替計算が苦も無く出来ることは非常に助かりました。日々の買い物での割引計算や消費税計算でも助かります。

 妻と結婚して23年ですが、その間ずっと、妻は私を計算機替りにしています。

 たぶん妻から私が尊敬されている数少ない能力だと思います。

 ざっと駆け足で思いつくままにこれまでの人生を「そろばん」とともに振り返りました。

 人生を生きていくなかで言葉と並んで数字は避けて通れません。改めて自分自身のこれまでを振り返ってみて、数字が好きか嫌いか、苦か苦でないかは、学校・仕事・社会生活のどの場面においても相当の差を生じさせるものだと実感しています。

 「そろばん」は、誰でも気楽に始められます。勉強が苦手な子供でも
 
 上手くなれます。そしてその自信が勉強にも好影響を与えます。

 好きで熱中しているあいだに自然に数字が好きになり、それが結果的に人生の各ステージで大いに役立つことを私自身経験して参りました。

 我々が、習った頃より「そろばん」の教え方も、教具・教材も格段に進歩しています。

 ですから小さいお子様も習い始めることが出来ます。効率的な指導法により早く上達出来ます。
 
 「そろばん」で培う集中力や忍耐力は、これからの全ての勉強における基礎の力となります。
 必ず「そろばん」を習って良かったと思えます。

 一人でも多くの子供たちが、「そろばん」を習い始めることを願います。

 その子供たちが「そろばん」を好きになる手助けをする仕事をしていきたいと思います。

 そういう仕事は「素敵な仕事」だと心から思います。

                                      以上

                                ≪略歴≫
                            兵庫県立姫路西高等学校卒
                               神戸大学経済学部卒
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京都・人気No.1珠算塾を全スタッフとともに再度訪問、その感想記

2015年01月19日 | お知らせ
 京都・人気No.1珠算塾を2回目訪問

 一筋の道を究めておられる珠算の先生とその教室を、12月に引き続き、今回はACE Kids Academy珠算・習字・英会話部スタッフ10名と共に総勢12名で2回目となる訪問をし、約3時間にわたる研修指導をみっちりと受けました。

 この先生の素晴らしさは、(1)珠算の腕の高さはもちろんのことながら、(2)視野と活動領域を文字通り世界至る所にまで広げられ、更には、(3)お話の仕方を徹底的に勉強され、子どもたち向けには、子供と同じ視線に立って、無駄がなく、しかし分かりやすい(最短距離での)説明を心がけられておられるところです。

 世間にマスターとかプロフェッショナルと呼ばれる師匠級の技能をお持ちの方は、分野ごとに大勢おられるでしょうが、この方の素晴らしさは、その上に、珠算の素晴らしい技術や効能を世間に広く普及させて、誰もがそろばんを好きになり、計算得意になって、合理的な生活姿勢を貫いてほしいと真摯に願って活動しておられるところです。

 その一環で、ACE Kids Academy職員へのご指導・ご鞭撻に際しても、「教師として、そろばんを教えるという素晴らしい立場や機会を持つことの素晴らしさを深く心に刻み、その仕事を好きになって、思いっきり子供たちのために尽くしてほしい。

 そろばんは、子どもにその技術や知識を教え込むことではなく、「こどもを育てる・成長させる=子ども自身が、喜んで・進んで、自力での修練・習得に向かう、そんな極的な姿勢を養う」ことですよと強く言われています。

 そこで、どんな子でも、例え身体・手足に障害があるような子でも、珠をはじくことの楽しさと喜びを見つけ出し味わえるように「上手に褒めて、元気づけて」導いていけば、きっと自力で技の習得に熱中するような積極的な姿勢を取るようになり、大きく成長していきますよと話されています。

 その教室では、50名以上の子どもたちが、一言の私語もせずに、椅子に着席するなり、教材道具類をカバンから取り出し、それらをサッと机上に並べ、珠をはじき始めるなり、珠をはじくが如きの指の動きだけでの暗算計算を開始します。

 数十人もの生徒が一堂に会しても、誰もが、静粛かつ緊張した雰囲気の中で、個人個人の課題に向かい、独力で処理することを始めるという全くの自走式修練スタイルです。

 そこで、小学1年生で入塾しても、1年後には、驚異的な暗算能力を身に着けて行きますが、そんな光景を目の前で見てきました。
その暗算計算の着手や反復練習は、右脳の活性化には特に効果的であり、初めて珠算の体験レッスンを受けにきたその第一日目からスタートする積極的な指導法をとりわけ重視しておられます。

 こうした基礎的技能を徹底的に反復練習していく事を、この塾では技能向上のための最重要な原則としておられます。
以上、誰にも分け隔てなく、労をいとわずに親切にご指導をしてくださるこの珠算十段のお人柄も立派な先生に、今回もまた、深いふかい感謝をしつつ、教室を後にしました。

                              平成27年1月19日
                              岡村寛三郎(岡村ゼミナール(株) 会長)
                              ACE Kids Academy
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