神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

たったひとつの夢のために[2]

2018-09-25 13:42:00 | 短長編小説
俺が初めてアイツに会ったのは寒い冬の日だった

何をするでもなく
何か求めるのでもなく

ただ窮屈な家に耐えられなくて

町中をブラブラ・・・

そんな時だった
何も写さなくなった俺の眼に
アイツだけがはっきり見えた

いかにも・・・良いトコの何も知らないお嬢様

ああいうの引っ掛けて
連れ込んでやっちまう・・・

悪く無い!
格好の餌食

スマホ片手に・・・ドコへ行くつもりなんだか?

オマエ狙われてるぞ!

なんて事を教える義理もなし

どうやら狙ってるのは俺だけじや無さそうだ!

あ~あッ
思ってる側から早速引っ掛かった

ドコの誰か知らねえが
ソレ俺の獲物!

勝手に声かけてんじゃねえよ~ってね!

俺はその場へ歩み寄る
やっぱり危険人物ソノ2だな

ソノ1は勿論・俺!

━━━━━━━━━━━━━

(ソノ2がアイツの腕を掴もうとした瞬間、俺が反対側の腕を引き寄せ間に入る、するとアイツは俺を見て?)

「お兄ちゃんドコに居たの?、勝手に迷子にならないでよね!」

えッ!
(コイツ俺よりウワテか?)

あッああ悪かったな
(その場の会話に合わす俺?)

『へー兄貴なの、ひとりかと思ったから声かけたんだけどね、兄貴が一緒なら仕方ないか、じゃまたなお嬢さん』

(そう言ってソノ2は素直に立ち去った)

・・・・俺には妹はいないんだけど!

いつ俺がお前の兄貴に成ったんだ?

「私の腕を掴んだ時」

はあ~お前はいつもそうやって兄貴を増やしてるのか?

「お兄さんなら家にふたり居るよ」

じゃあなぜ初対面の俺が
お前の兄貴になりゃなきゃいけないのか釈明を頼むわ!
(アイツはまっすぐ俺を見て即答)

「男前だったから」

あッ・・・
(その時の笑顔を見て巻かすつもりが巻かれた、要するに俺の完敗、一目惚れ、そんな事は絶対言わない、だから俺は話しを反らした)

ドコへ行くつもりなんだ?
(スマホに指先し)

「ココ、この辺のはずなんだけどわかんなくなっちゃて」

つまり迷子に成ったのは
俺じゃなくてお前って事で良いんだな!

「多分そうみたい!(笑)」

ドコの誰とも知らない男に
なんでお前は笑顔で答えてんだ!

「望美」
えッ!

「私はお前じゃなくて、のぞみ!解った!」

俺はお前の名前なんか聞いて無い!

「あなたの名前は?」

だからッ・・・
だめだソノ(笑顔)

アレダ!

「アレじゃ解らない!、早く教えて!」

ア・・・

「あ?、そんな名前ないよ!」

ア・キラ・・・
(俺は望美と名乗るこの少女に惚れた、一目惚れなんて信じていなかったのに)

「アキラね、よろしく」
(また笑顔)

よッよろしく
(何故か頭を下げる俺)

(とにかく今は何をすべきか?!考えが思考に追い付かず、成すがままに)

「アキラ、私ねココへ行きたいの!」

ココって?!
(望美がスマホを差し出す)

「ねえ解る?、この辺なんだよね~、変だな~」

別に変でも何でも無い
ココで合ってるよ

「でもドコにも無いみたいだよ!」

目の前見て少しずつ上に顔上げれば

俺には看板がデカでかとはっきり見えるけど

「・・・あッ!有った!!、アキラ早く教えてよ!、時間勿体ないから早く行こう」

(なぜか俺は望美に手を引っ張られ一緒に行く事に成った・・・その場所は・・・)

弁護士事務所!!
(って俺何やってんだ?)

━━━━━━━━━━━━━

アキラの困惑はともかく

これが二人の出会いであるのは確かな事である


続く~~~



ではまたね~(^-^)/



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