その日の朝は晴天だった
でも何かが違った
母は学校へ行く前に
珍しく真っ直ぐ家に帰るようにと話す
「何か有るの?」と聞き返した、すると母は無視をした
聞こえなかったのかな?
とも思ったが嫌な予感がした
私は授業が終わり
走って家に帰った
嫌な予感は的中
家が無かった
そう言えば前日の夜
父と母が私達姉妹を呼び
何かを話していたが・・・
聞こえなかったんだよね!
だって誰も私が難聴だと言う事を知らないから
小学校の低学年
その頃すでに難聴だったのに
1番に気付いて欲しかった親達は何も気付かず
ただ・・・お前は人の話しを聞こうとしない!
そお言って私を叩く!!
叩かれるのが嫌で学校からの視覚聴覚検査の結果を
2度目から破り捨てていた
私の家は建築現場のプレハブ小屋だったため
その現場が終了すれば取り壊され
次の現場へ引っ越す
勿論知らぬ間に学校も変わる
私はどうすれば良いか解らず
学校へ戻った
学校へ行ったって引っ越し先が解るわけでもなく
ただ校庭の端っこに座っていただけ・・・・・・
日がくれて夕焼けから夕闇へと変わって行くなかで
ボンヤリ何も考えていなかった
いつも・いつも・思っていたのは・・・私が捨てられるのは今日なのかな?
そんな事だった
捨てられたのは初めてだったら泣くのだろうが
何度目だろな~~~
なんて考えるのも馬鹿馬鹿しいくらいに慣れていた
1番酷かったのは電車に乗って知らない町で捨てられた時だったかな?
あの時は朝まで線路を歩き続けて
見知った場所までたどり着いた
私と母の意地比べのような感じだったような~~~
何度捨てられても私はヤマカンで見知った方角を目指す
だって他に何処を目指せば良いのか解らなかったからね
警察に保護されても隙を見て逃げ出す
だってまだ小さな私は
無意識に警察は怖い場所だと思っていたから
警察の本質を知って居れば
保護されてアノ母から逃げ出す事ができたのだと
今更ながらに後悔している
アノ狂った母から逃げ出す機会を失ったのは
私がまだ何も知らない
7歳位までの出来事だった
もし・・・もしも・・・
アノ母から逃れて違う人生を歩んでいたら・・・
私は多分一生ひとりで何か解らないモノで後悔?
でもそれじゃあダメなんだよな~~~
そんなバカな人生には
私の大切な子供達や孫達が存在しないからね!
私は逃げなかったおかげで
今の幸せを手にする事ができた
今の私がまだ幸せを知らずにいたら
多分迷いも有ったかも知れないけどね
人間と言う生き物は贅沢ですからね
幾つもの人生を描くのでしょうが
でもね皆言うでしょ
最後に手にした者が勝ち!
冗談はさておき!!
私が校庭で夜中までポツリと座っていると
遠くから人影が見えた
その人は私を心配して
母が酒を飲み寝てしまったから隠れて探しに来た
2才年上の姉だった
私は小1
姉は小3
姉は私を見つけて泣きながら走って来た
「よーこならココに居ると思ったから、探しに来たよ、一緒に帰ろ・・・」
泣きながらそう話す姉に手を差し出され
その手を繋いでふたりで
夜道を歩いて
新しいプレハブの家に帰ったのは真夜中だった
私はまたもや無事にアノ家にたどり着いたのだ
でも朝目覚めた母から手足を縛られ押し入れに放置された
勿論ボコボコに殴られた後ですけどね
それでも今の人生を選んだのは正解だったと思うのは
やはり今の家族が大好きだから・・・
だろうね・・・
またね~(⌒0⌒)/~~
でも何かが違った
母は学校へ行く前に
珍しく真っ直ぐ家に帰るようにと話す
「何か有るの?」と聞き返した、すると母は無視をした
聞こえなかったのかな?
とも思ったが嫌な予感がした
私は授業が終わり
走って家に帰った
嫌な予感は的中
家が無かった
そう言えば前日の夜
父と母が私達姉妹を呼び
何かを話していたが・・・
聞こえなかったんだよね!
だって誰も私が難聴だと言う事を知らないから
小学校の低学年
その頃すでに難聴だったのに
1番に気付いて欲しかった親達は何も気付かず
ただ・・・お前は人の話しを聞こうとしない!
そお言って私を叩く!!
叩かれるのが嫌で学校からの視覚聴覚検査の結果を
2度目から破り捨てていた
私の家は建築現場のプレハブ小屋だったため
その現場が終了すれば取り壊され
次の現場へ引っ越す
勿論知らぬ間に学校も変わる
私はどうすれば良いか解らず
学校へ戻った
学校へ行ったって引っ越し先が解るわけでもなく
ただ校庭の端っこに座っていただけ・・・・・・
日がくれて夕焼けから夕闇へと変わって行くなかで
ボンヤリ何も考えていなかった
いつも・いつも・思っていたのは・・・私が捨てられるのは今日なのかな?
そんな事だった
捨てられたのは初めてだったら泣くのだろうが
何度目だろな~~~
なんて考えるのも馬鹿馬鹿しいくらいに慣れていた
1番酷かったのは電車に乗って知らない町で捨てられた時だったかな?
あの時は朝まで線路を歩き続けて
見知った場所までたどり着いた
私と母の意地比べのような感じだったような~~~
何度捨てられても私はヤマカンで見知った方角を目指す
だって他に何処を目指せば良いのか解らなかったからね
警察に保護されても隙を見て逃げ出す
だってまだ小さな私は
無意識に警察は怖い場所だと思っていたから
警察の本質を知って居れば
保護されてアノ母から逃げ出す事ができたのだと
今更ながらに後悔している
アノ狂った母から逃げ出す機会を失ったのは
私がまだ何も知らない
7歳位までの出来事だった
もし・・・もしも・・・
アノ母から逃れて違う人生を歩んでいたら・・・
私は多分一生ひとりで何か解らないモノで後悔?
でもそれじゃあダメなんだよな~~~
そんなバカな人生には
私の大切な子供達や孫達が存在しないからね!
私は逃げなかったおかげで
今の幸せを手にする事ができた
今の私がまだ幸せを知らずにいたら
多分迷いも有ったかも知れないけどね
人間と言う生き物は贅沢ですからね
幾つもの人生を描くのでしょうが
でもね皆言うでしょ
最後に手にした者が勝ち!
冗談はさておき!!
私が校庭で夜中までポツリと座っていると
遠くから人影が見えた
その人は私を心配して
母が酒を飲み寝てしまったから隠れて探しに来た
2才年上の姉だった
私は小1
姉は小3
姉は私を見つけて泣きながら走って来た
「よーこならココに居ると思ったから、探しに来たよ、一緒に帰ろ・・・」
泣きながらそう話す姉に手を差し出され
その手を繋いでふたりで
夜道を歩いて
新しいプレハブの家に帰ったのは真夜中だった
私はまたもや無事にアノ家にたどり着いたのだ
でも朝目覚めた母から手足を縛られ押し入れに放置された
勿論ボコボコに殴られた後ですけどね
それでも今の人生を選んだのは正解だったと思うのは
やはり今の家族が大好きだから・・・
だろうね・・・
またね~(⌒0⌒)/~~