神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

蒼の時代[僕は僕を知らない]

2020-03-29 01:04:00 | 短長編小説

僕は毎日を普通に過ごしていたつもりだった

ある時気付いた今の世の中に刺激が無い事に・・・・

家では親達が
テレビのニュースを見て
また「いじめ」で自殺
そんな話を親達が軽々とした顔して話してるから

僕「全て他人事なんだ」っと
僕は思った・・・・・

親が僕に聞いた
「貴方の学校では、イジメって有るの?」

僕は「知らない」と答えた

すると親達は
「やはり学校にも問題は有るけど、親の育て方にも問題あるよね」

僕は思った
[バカな言葉を何も知らずに口にして、自分達は何でも知ってると言わんばかりに、強調するんだ!]

僕[あんた達は、僕がそこそこの成績で、家で口答えしなければ、それだけで安心して、自分達の育て方が正しいと、勝手な思い込みをするんだ(苦笑)]

僕がイジメをする側なら
僕の両親は僕を助けるのか?
行き場の無い疑問を感じた


ある日学校で
クラスの優等生と肩が触れた

「おい、謝れ!!」最初はそれだけだった

だがその日から無性に優等生を
攻めたくてたまらなくなった

気付けば僕だけでは無く何人かが僕の周りに居た

皆で優等生を正していたんだ


相手「止めて!!」と言う
言葉が心地良くて

相手「ごめんなさい」と言うから
僕は悪く無いと勝手な解釈をしていた

気付けば僕は悪い奴を懲らしめていると言う快楽の中に居た

優等生は悪い事をしたから僕が懲らしめ(お仕置き)てるだけだ!!

その時僕は優等生より偉い存在だと思い込んでいた!!

絶好『イジメ』てなんかいない!!

皆から嫌われている優等生に説教をしているだけ・・・なのか?!

本当にソレだけなのか??!

思考が空回りする・・・何が悪なのか解らなく成った?!

だが休み明けの朝・・・

優等生は電車に飛び込んだ!!

ソレを聞いた時身体の力が抜け落ちた・・・・

思考停止・・・心と身体が分離した・・・・

遺書らしき物の中に僕の名前が書かれていた・・・らしい!!

僕は言葉を失った
両親は「家の子に限って!」

僕『両親は馬鹿だ、一体僕の何を見てたのか・・・本物の馬鹿だよ!!』

僕の本物の叫びは両親にも誰にも届かなかった

誰も僕を知らなかった

僕は・・・・・誰!!??

僕は・僕を知らなかった・・・・・・・〆



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