どこへ行く？

・・・前に歩けば
カラッポの中に道が見える

誰の為の道なのか
選んだのは誰なのか？

誰かが選んだ道
ソコから先に何を描く

カラッポの中で描く異世界は
心地良く
別の道を探すのを止めた

ここでは無い
誰も見た事が無い

生命が生まれない世界(空間)

言葉が選んだ
「道はまだ続く・・・？」

誰も居ない世界なら
明日(ｱｽ)がこない

時間も無い
生命も生まれ無い

こんな世界なら心は失わない？

時が存在しない世界を
いっぽ・にほ・・・

今・目の前に扉が現れた

もしもこれが真実の扉なら
・・・でももう遅い

扉を開ける鍵は随分前に無くした

もしも・・・・・

扉の中に真実が眠るなら
僕はなんてバカな事をしてしまったのだろうか

互いを信じ見つめて過ごせば良かったのに

心はこの扉の向こうを求める

動物や生命を模した
器が存在するなら

僕はまだ歩き続ける

だが全てを棄てさり
真実の扉の鍵は失われ

動物も植物も
全てが存在しない世界

今の僕が居る場所は
真っ白な世界

僕が歩いた場所は
全て闇にのまれた

ただひとつの望みだったのに

真実の扉の鍵がどこに有るのかどうしても思いだせない

後一歩だったのに
鍵が消えた・・・

僕はどこで間違えてしまったのか？

君が言った最後の言葉が思いだせない

僕はなぜココに居るのか
・・・・・？

僕が歩いた道を消し去る闇は
また少し身近に感じる

闇が近付く

「もうダメだ！」
闇にのまれる

後は最後の瞬間まで
真実の扉の前に佇む

全てを切り捨て
ココまで歩いてきた意味が消える

後は静かに時を待つだけか？
静寂の中で思い出した事は

彼女が最後の瞬間に
何かを僕に言い残した

・・・・・？？？

「チクショー！、なぜ思いだせない・・・？」

少し頭の仲をを無にした

すると聞こえてきた
『闇は・・・絶望ではない』

もう一度繰り返す
「闇は・・・絶望ではない」

二人の心をひとつにして
深く混じり合わせる

あなたの心の中には
まだ無限の可能性が有る事を

忘れなければ

あなたの大切なモノが
姿を現します

僕のたいせつな・・・

『もしも闇に生きるなら』

『未来永劫・あなたの心を
閉じ込めて』

僕は君にワナを仕掛けて
『その場所へ誘い込む』

君の心を
『パンドラの箱に閉じ込め』

『鍵は自分の心に変えて・・しまい・・・魔性』

『現実世界を棄てた君の為に』

後ひとつはあなただけを
求める僕の為に

あなたの心の思いも必要無い
全部自分の心のままに

もう君は罠にハマった

『蜘蛛の餌』

後少しで生命を宿す器は

時を止める
世界はもう必要ない

だから

互いの意識を共に育み

僕と君だけの
無の世界へ向かう

・・・その為の必要な・・・

扉の鍵はどこ・・・ですか？


・・・・・・・〆