愛なる日常

大阪府枚方市に住んでいます。
地球でのお仕事は、茶道教授&ピアノ講師。
目に見えない世界のお話が好きです。天秤座。

近江の安養寺と金勝寺

2014年06月09日 | 聖地

週末に
近江に出かけ
二つのお寺を訪ねました

東方山安養寺

もう一つは

金勝寺

いずれも
白洲正子さんが
この一帯を好んで
巡られたお寺だそうで
その足跡をたどってみることにしました


東方山安養寺


東方山安養寺は
栗東市にあります

開創は聖武天皇の時代 天平12年で
開基は東大寺初代別当の良弁僧正

中興開基は弘法大師だそうです

京都や奈良のお寺と違って
参道を歩いていても人っ子ひとりおらず
境内は雨に濡れた新緑に囲まれて
静かなたたずまいでした



庭の拝観を希望の方は
インターホーンでお知らせくださいと
書かれていましたので
ピンポーンと鳴らして少し待っていましたら
ご住職が現れました

少しお待ちくださいとおっしゃるので
待っていますと

庭の掃除をなさっていたと思われる恰好の
女性が出て来られました

庭の結界をはずして
中に通してくださり
後をついていきますと
本堂と観音堂の鍵も開けて
その中まで入らせて下さいました


思いがけないことと
感謝しつつ

御本尊の薬師如来や
観音菩薩などの仏様を
ありがたく拝ませていただきました


帰り際に
ご案内の女性が
突然

「あなたは良いお顔をしていますね 
観音様です」と
おっしゃって下さり
びっくりしました

私が
胸に手をあてながら

「いやいや ここ(心)には
色々あるんです・・」

と申しますと

「いいえ 何もありませんよ」

と優しくおっしゃっていただき
思わず涙がでそうになりました


その女性こそ
観音様の現れではないかと
ふと思いました





こちらは金勝寺(きんしょうじ)

栗東市金勝山(こんぜやま)山中にある天台宗のお寺です

こちらも
天平5年 聖武天皇の勅願によって
良弁僧正が開基したのだそうです



深い山中の境内を
仁王門から本堂
そして
虚空蔵菩薩堂へと歩いて回っていますと

山の精気によって
身も心も
清められるような気がして参りました