音信

小池純代の手帖から

日々の微々 250223

2025-02-23 | 詩歌帖

崔融『唐朝新定詩格』「十体」のうち〔彫藻体〕


〔彫藻体〕例詩及びその異訳575仕立て

  岸緑開河柳 池紅照海榴

 両岸に緑を放つ河柳

 池に灯るからくれなゐの火は石榴

      *

  華志怯馳年 韶顔惨驚節

 崩れゆく橋しもばしらこころざし

 まぼろしとおもふまもなく美貌消ゆ






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