韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(1)

2021-01-27 18:23:59 | 韓国ドラマ
 これから、私の大好きなドラマ「ホジュン」についてお話していこうと思います。それにあたって、まずは入門編というかドラマの解説に必要な事柄をお話していきます。

 まず、ホジュンは今までに複数回ドラマ化、映画化されています。イ・ウンソンさんという作家が書いたシナリオが大元になり1975年に「執念」というドラマと映画が制作されました。

 そして、そのシナリオをもとにした小説「東医宝鑑」が1990年に発表され、1991年にその小説を元にしたドラマ「東医宝鑑」が制作され、さらにイ・ウンソンさん没後の1999年にそれをドラマ化した「ホジュン~宮廷医官への道~」がMBCで制作されました。

 そして、この記事のタイトルになっているのは2013年に同じくMBCで制作された1999年のリメイク版の「ホジュン」です。

 ちなみにこの2013年版の「ホジュン」の主役キム・ジュヒョクさんのお父さんであるキム・ムセンさんが1975年版の「ホジュン」で主役を演じているという因縁があります。

 また、ドルセという登場人物を演じるイ・ゲインさんはこのドラマに1991年から3度出演し、3度とも同じドルセを演じているそうです。

 このように、このドラマは非常に長い歴史を持ち長い間愛され続けている韓国を代表する時代劇となっています。

 私の記事では、2013年版を中心にチョン・グァンリョルさんが主演した1999年版と対比しながら紹介していくことにします。ちなみに、私はこの1999年版も視聴しています。

 1999年版はあの有名なイ・ビョンフンさんが監督し、時代劇の新しい時代を開拓したという画期的な作品と言われています。イ・ビョンフン監督は、この作品のあと皆さんもご存じの「チャングム」、「イ・サン」、「トンイ」、「馬医」、「オクニョ(獄中花)」を次々と制作され時代劇の巨匠と言われていますね。

 前書きが長くなってしまいましたが、このドラマの制作背景をお話したところでちょうど切りがいいようなので、具体的なお話は次回以降から始めようと思います。