今日はちょっと技術的なお話です。P2Pというと何度も話題にしたウイニーが思い浮かびます。クライアントPC同士が、特別なサーバを介さずに直接通信してファイル交換を行う仕組みです。
このようにして、ファイル交換に限らず個々のコンピュータ同士で直接通信して情報交換する技術をP2P(Peer to Peer)といいます。ウイニーの場合、自分のほしいファイルがいろいろなコンピュータ上をバケツリレー式に転送されてくることになりますが、そこは現代の技術で転送の際には暗号化が施されています。
しかし、ずいぶん以前のお話ですが、メールも同じように個々のコンピュータをバケツリレー式に転送して配送されていた時代があったのです。それらのコンピュータはUNIXが動いていて、その上でUUCP(Unix to Unix Copy)というファイル転送プログラムが動いていました。
こちらの方こそ、元祖ファイル転送プログラムと言っていいのではないでしょうか。メールは配送途中のコンピュータのディスクの中にいったん蓄積されるのですが、暗号化も何もされていないので中身はのぞき放題です。文字通りはがきを手渡しで転送しているようなイメージです。
ウイニーは、いろいろと悪い面ばかり取りざたされますがそれに比べれば暗号化や匿名性ということでプライバシーを守ってくれるという点では大きくUUCPよりも進んでいると言えると思います。
P2P技術にもこうした歴史があるのです。これから先、P2Pのモデルを使った新しいソフトウエアが出現するかもしれません。こんどこそP2Pの良い面を生かした良いソフトの出現を待ち望んでいます。
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このようにして、ファイル交換に限らず個々のコンピュータ同士で直接通信して情報交換する技術をP2P(Peer to Peer)といいます。ウイニーの場合、自分のほしいファイルがいろいろなコンピュータ上をバケツリレー式に転送されてくることになりますが、そこは現代の技術で転送の際には暗号化が施されています。
しかし、ずいぶん以前のお話ですが、メールも同じように個々のコンピュータをバケツリレー式に転送して配送されていた時代があったのです。それらのコンピュータはUNIXが動いていて、その上でUUCP(Unix to Unix Copy)というファイル転送プログラムが動いていました。
こちらの方こそ、元祖ファイル転送プログラムと言っていいのではないでしょうか。メールは配送途中のコンピュータのディスクの中にいったん蓄積されるのですが、暗号化も何もされていないので中身はのぞき放題です。文字通りはがきを手渡しで転送しているようなイメージです。
ウイニーは、いろいろと悪い面ばかり取りざたされますがそれに比べれば暗号化や匿名性ということでプライバシーを守ってくれるという点では大きくUUCPよりも進んでいると言えると思います。
P2P技術にもこうした歴史があるのです。これから先、P2Pのモデルを使った新しいソフトウエアが出現するかもしれません。こんどこそP2Pの良い面を生かした良いソフトの出現を待ち望んでいます。
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