韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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「おひとりさま~一人酒男女~」…「ヨジュの酒」つながりで

2020-12-13 21:45:17 | 韓国ドラマ
 先日、ドラマ「ヨジュの酒」の話題を取り上げましたが、このドラマと同じようなテーマを扱う「おひとりさま」というドラマについてお話したいと思います。

 「ヨジュ」は、「ワカコ酒」への一対一のオマージュでしたが、「おひとりさま」に直接対応する日本のドラマがあるかは私にはわかりません。ただ、かけがえのない一人の食事の時間を心から楽しむというテーマは、「孤独のグルメ」に通じるものがあると思います。

 もっとも、「孤独の」の主人公の五郎さんは全くの下戸なのでお酒を楽しむシーンがない点が大きな違いがあると思います。一人で食事をすることにネガティブな印象がある韓国で話題になり、韓国ロケまで行われるほどの人気であることは、ご存じの方も多いかもしれません。

 「おひとりさま」は、韓国の公務員試験予備校が舞台のドラマで、そこの講師と生徒たちが登場人物になります。ネタバレにないますので詳しい内容は書けませんが、それぞれの登場人物たちが日々過ごす中、つらいこと、楽しいことを経験したときに一人で味わう酒と食事が中心テーマになったドラマです。

 食事シーン以外は、ごく普通の韓国ドラマの構成で主に恋愛ネタが中心になって、韓国の公務員試験の過酷さが講師と、受験生両方の立場から描かれています。

 個人的なことで申し訳ないのですが、ヒロインの女性講師役でパク・ハソンさんが出演しています。派手目な顔の女優さんが多い中、清楚で上品な感じの彼女の演技が私は大好きです。

 この作品のほか、「トンイ」で仁顕(イニョン)王后役を演じていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。「トンイ」では子宝に恵まれず、挙句の果てに廃妃(ペビ)として追い出されてしまう、幸薄い王后役でした。のちに王后として返り咲くとはいえ、あの悪女で有名な張禧嬪(チャン・ヒビン)に苦しめられる様は、視聴者としてもつらいものがありました。

 すみません、すっかり脱線しました。あと、日本由来の似たようなテーマのドラマとして「深夜食堂fromソウル」がありますね。こちらは残念ながらまだみていません。主人公のマスターに、これも私が大好きなキム・スンウさんが、そして食堂を訪ねる客の中にチ・ジニさんがいると聞いて、是非みたいなと思っています。

 食事とお酒を楽しむことがテーマになるドラマ。深夜の飯テロなどと言われることもありますが、食べること、呑むことに目がない人には必見の作品だと思います。


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