会津屋

東海道関宿、地蔵院前の手作りおこわと、蕎麦の店の紹介ブログです。

西川きよしのご縁です! 2007

2007-06-26 20:42:34 | Weblog

なんと、今日、西川きよしさんが会津屋にお見えになりました!!

そう、あの人気番組、「西川きよしのご縁です!2007」の撮影の為、関宿にお見えになったのだそうです。

 取材では、ザルのお薦めセットを注文されて、(というか、強引に私がお薦めして、食べていただいたのですが・・・。)座敷で家族の話を中心に聞いていただきました。

 父と母が結婚したときの馴れ初めから、現在の仕事のことまで、世間でありきたりの夫婦の話ですが、きよしさんとオール阪神さんの突っ込みで、おもしろおかしい話になり、皆笑いがとまりませんでした。さすが、お笑いのご師匠と呼ばれるお方です。私も最初の驚きと緊張と恥ずかしさはいつの間にかどこかに行ってしまい、ただただ楽しい会話で時間が過ぎていきました。

 そして、三船みかさんは、想像以上に美しく、最後に握手もしてくださいました。

 撮影終了後、家族での記念写真にも入っていただけて、私としては、なにより家族揃っての楽しい思い出づくりになり、嬉しかったです。

放送は、7月27日(金) 夜7時から・・・。

西川 きよしのご縁です! 2007です。皆さん、お楽しみに!

 

 


遥か海の向こうから・・・。

2007-06-25 20:46:49 | Weblog
 梅雨に入り、普段なら忙しい日曜日も、あいにくの雨の為ひっそりとしていました。午後3時、お店の従業員さんも早めに片付けて帰られ、私もそろそろ片付けはじめようかと思っていたころでした。
 番傘のある西のテーブル席に、最近よく来られる外国人の男性が座られました。
 彼は、コーヒーをオーダーされると、暖簾越しに地蔵院を撮ってみえました。
 「以前にも、何回かいらしていただきましたよね・・・?」とお聞きすると、「はい、市内に住んでいます。」と・・・。
 彼は18年前に日本に来られ、日本人の女性と結婚されて、市内の大手企業の英会話の講師の仕事をするかたわら、フリーで写真を撮り、雑誌に投稿して見えるそうです。
 彼は、関宿をとても好きになり、オーストラリアに住む80歳のご両親が来日された時も、関宿を案内されたそうです。
 ご両親も、このふるい町並みを、とても気に入られたとか・・・。
 「今、昔と違って、日本はとても安く来ることが出来る国なんです。でも、私の国の人達は、東京や京都は知っていても、この町を知りません。とても残念に思いますね・・。この町に、観光案内所はないのですか?ホームページなどで紹介していただけるとよいのですがね・・。」
 「観光案内所は、有りますよ。ホームページも作られていると思います。」
 「それは、英語ですか?」
 「いえ・・・。日本語です・・・。」
 彼は、インターネットを使って、外国向けに英語でこの町を紹介すれば、ここに来たいと思う外国人は沢山出来るはずだ、というのです。
 しかし、その為には、それに対応できる数の宿泊施設が必要です。
 街道沿いに、宿泊施設は一軒のみ。この町の情緒を味わえるような旅館もひとつもない。
 「皮肉な問題です。昔ながらの有名な宿場町に、泊まることの出来るところがないのですから・・・。」


 外国人ならではの発想と、スケールの大きさ・・・。新しい角度からの目線と感性の豊かさ・・。
 あいにくのお天気のお陰で、勉強をさせていただきました。


 レジで清算を済ませた彼は、一枚の紙を母と私に手渡しました。
「英語の事、外国の文化の事で、なにか御困りのこと、お役にたてることが有ればいつでも連絡してください。」と、言葉を添えて・・。
 
 人間、わがままなもので、忙しいといっては不満を言い、暇すぎる、と言っては心配をする・・。今日のように、お客の足が向かないと、ちょっと不安になったりするのです。
 しかし、こうして、ゆっくりお話を聞くことが出来たのも、この梅雨の長雨のお陰だと思いました。
 

出没!アド街ック天国

2007-06-10 23:20:56 | Weblog

 6月8日金曜日、「出没!アド街ック天国」の撮影がありました。

 

今回は、竈に薪をくべて、いるシーン、竈の前で母がインタビューを受けているシーン、お客様がいらして母が出迎えるシーン、などを撮っていただきました。

そして、そして、問題なのが、私が「お待たせいたしました。これが山菜おこわです。」といって、おこわを持ってくるシーン!!

 「カメラをお客様だと思って、にっこり笑ってくださいね!」と、言われるのですが、やはりカメラはカメラにしか見えません。

 多分、かなり引きつったわざとらしい笑顔になっていることでしょう。

 放送は、7月7日 土曜日、夜7時~夜10時 テレビ東京(東海地方は、テレビ愛知)

 「出没!アド街ック天国」 「今、散策したい!ニッポンの懐かしい風景が残る街 ベスト77」です。

 どうぞ、お楽しみに!!


新しい命に

2007-06-02 22:54:11 | Weblog

 

 

 今日、若い子供ずれのご夫婦のお客様がいらっしゃいました。 ご夫婦は30代くらい、3歳の男の子とベビーカーにもう一人男の子を乗せていました。 「赤ちゃんがいらっしゃいますし、座敷にされますか?」とお聞きし、座敷の12番に座っていただきました。 お茶をお出ししてから最近来ていただいたことのあるお客様だと気づきました。 そう、まだ先週のことだったでしょうか・・・。 去年までよく来てくださっていたお客様が久しぶりにお見えになったのですが、お連れのお客様のお顔が違います。いつもはどこかの近くの会社の社長さんと、そこの従業員さんの女性の方、という感じでしたが、そのとき社長さんは若い男の人を連れていらっしゃいました。 「あらあ、お久しぶりです。今日はいつもの方とご一緒じゃなかったの?」と母が聞くと、「去年の10月に亡くなりました。」と・・・。 「え・・・。」 母もそのときは驚きを隠せませんでした。 こちらの社長さん、自分の会社の従業員さんが胃癌であることが分かり、お昼休みに色々なところに食事につれていってあげていたそうです。 「彼女は、何処に行きたい?と聞くと、いつも会津屋さんと言ってねえ・・・。今日は彼女の息子さんに、お母さんの好きだったお店に行こうと言って連れ出してきたんです。」 息子さんは、彼女によく似ていました。笑ったときの笑顔とか・・。   「先日はお邪魔しました。今日は妻と子供を連れてきました。」   そう言うと、彼はお薦め定食と天ザルを注文されました。 膳をお持ちしたとき、「あ・・・。」と不思議な顔をされました。 「そうか、僕はオーダーを間違えました。ザルのお薦め定食にしようと思っていたのに、下に書いてある天ザルをオーダーしてしまいました。 「取替えましょうか?」とお聞きすると、「いえ、大丈夫です。」と・・・。 その時、奥さんも変な顔をされていたので、私はなにか様子が変だなあ、と思いつつ、そのままにしていました。  ご夫婦の連れていた赤ちゃんはとても人懐っこく、私にも母にもにこにこしながら抱かれてくれました。  久しぶりの赤ちゃんを腕に抱き、子供達の小さかったころを母と思い出していると、彼はこう言いました。 「この子は、母が亡くなってから2週間後に生まれました。」 それを聞いた母は、静かにこう言いました。「お婆ちゃんの生まれ変わりかも知れないわねえ。」  私はなんだか涙が出そうになってきてしまいました。 「すみません。パックを一ついただけますか?母がこちらに来たとき、おこわがいつも売り切れでなかなか食べられなかったと聞いたので、今日は母にお供えするのに少し持って帰りたいのです。」  私はこらえきれなくなって赤ちゃんを抱いて外にでた。  「おばちゃんと、チュンチュン燕さん、見てこようか・・。」  赤ちゃんを抱いて燕の巣を見上げる私の元へ、母がやってきた。  「かわいいなあ。赤ちゃんは、罪が無いなあ・・。」 「あの方が来られたとき、一度猫が入り込んできて店の中を走り回ってなあ・・・。そんな事があってからは、お店に入ってこられて私の顔を見るとすぐ、その時のことを思い出して笑ってはったなあ。」それから、母はなにも話さなくなり、赤ちゃんを抱いて縁台にずっと座っていた。   ご夫婦が帰られて、座敷の片付けに上がった私はふと気がついた。 彼は天ザルを間違ってオーダーしてしまったために、一つしかないおこわに殆ど手を付けずにパックに詰めたのだ。奥さんが変な顔をしていたのもそのせいだろう。パックをください、と言われたときに、どうしてお供え用のご飯を別に持って帰っていただくことを、思いつかなかったのだろう・・。  気がつかない自分に落ち込み、反省しました。   

 今度来ていただいたときは、忘れずにお供え用のおこわをお持ちしよう・・。

そんな事を考えながら、赤ちゃんを寝かせるために並べられた座布団を片付けていました。 


改めて反省を

2007-06-01 22:58:35 | Weblog
 今日、いつもブログにコメントを下さる方が、知り合いの方をお連れになって食事に来てくださいました。
 私は、その方の顔を見て「あ、そう言えばブログ・・。」と思い出すほどブログから遠のいていました。
 それは、忙しかったから・・。と言う理由だけでは、ありません。
 正直に言えば、自分の趣味に没頭していて、忘れかけていた、というのが真相です。
 「最近、ブログ更新されてないいねえ。代わりに更新しといてあげるよ。」と言われ、身の縮む思いでした。
 その、代わりの更新していただいたブログは、http://blog.goo.ne.jp/mattari-takashi/m/200706です。どうぞご閲覧下さい。
 これを機会に反省し、これからは速やかな更新に努力したいと思います。
 新しい記事を楽しみにしていてくださった皆さん本当にごめんなさい