10月10日発行の一個人の増刊号
別冊一個人 「気ままに!一人旅」に、去年の秋の一個人に載せていただいた写真と記事を載せていただきました。
丁度そのお話を雑誌社の方からお電話いただき、書店にて雑誌を購入した数日後・・・。
1番テーブルに、中学生くらいの男の子を連れた男性のお客様が座られました。
普段着で、いかにも休日を過ごされている親子連れですが、お父様のほうがどうしても気になります。
「家は、おこわがおいしいんですよ。」
と、オーダーをとる為に説明をすると、
「ええ、そうでしたよね。」と、言われました。
(ああ、そうだ!やっぱり!)私は確信をもって話しかけました。
「失礼ですが、写真家の方ですか?」
「ええ、以前に一度、こちらに取材でお伺いしました。」
そう、去年の秋、一個人の取材で来ていただいた、カメラマンの方だったのです。
「あの時は、本当にお世話になりました。写真も綺麗に撮っていただいて・・・。今回もう一度、あの写真を載せていただきました。」
「ええ、雑誌社のほうから私も連絡をいただきましたよ。」
そんな会話をしながら、去年の、秋のことを思い出していました。
まだ、お店の仕事になれないころの取材。
店の前で、「もっと、仲良さそうに笑ってくださいよ。」と言われて、恥ずかしかったことを思い出します。最後にカメラマンさんと、記者さんにお願いし、一緒に写真を撮らせていただいたのでした。
本当に、「おのぼりさん」といった感じで、今はよくそんな大胆なお願いを出来たもんだなあと恥ずかしく思います。
その時の日記はこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/aizuya/e/ca7a284965bcf9dd9ba7cc539aed7d5f
あの時取材をしていただいて、その後「雑誌を見て来ました。」と言って本当に沢山のお客様に来ていただいたのです。
本当に、忙しく、張り合いのある毎日でした。
私には、忘れられない取材・・・。
そして、カメラマンさんも、こうして思い出し、いらしてくださった・・。
本当に嬉しい一日です。
先日、S氏に作っていただいた新しいメニュー表にこうあります。
「こうしてここでお会いできたのも何かのご縁。この出会いを大切にしていきたいと思います。」
これは、S氏のお心遣いですが、忙しさにまぎれて流されることなく、ひとつひとつの出会いを大切にしていきたいです。
遠かれ、近かれ、皆さん思いを持ってきてくださるのですから・・。