日野菜は、滋賀県日野町に伝わる伝統野菜で、 カブラの仲間ですが、丸くなく、細い大根のような円筒形の形をしています。根元は赤っぽくて、先のほうは白色という綺麗な野菜で、糠漬けでも、塩漬けでも、とにかくお漬物にすると、独特の風味があって美味しいのです。
室町時代のこと、領主の蒲生貞秀という人が、鎌掛という所の観音堂に参拝された時に、根が紅白色に分かれた野生菜を発見しました。漬物にしてみると桜の花のような綺麗な色になり、京都の飛鳥井雅親(あすかいまさちか)という公家さんに贈ったところ、その公家さんから、時の後柏原天皇にも献上され、天皇もお喜びになられて、「近江なるひものの里のさくら漬 これぞ小春のしるしなるらん」という歌がが贈り返されてきました。これ以来、この菜を「日野菜」、この菜の漬物を「さくら漬」と呼ぶようになったといわれているそうです。
会津屋でも、日野菜の糠漬けが始まりました。
私は子供のころから当たり前に食べてきたこの日野菜ですが、どうやらこの日野菜は、近江に近い東海地区限定の野菜のようで、関東の方に「日野菜」と言っても、伝わらないようですね。
関東から観光に来られた方には、本当に喜んで頂けます。
今年は初めて、畑で取れた大根でたくあんも漬けてみました。 うまく漬かるといいのですが・・・。
日野菜は、今ならおこわのすべてのセットについています。
詳しいメニューはHPで・・・。
http://www16.ocn.ne.jp/~aizuya/ (HPのセットは、日の菜で配膳されていません)
P/s そしてそして、この場をお借りして、会津屋オリジナルキッチンツール「アクピタ」についてです。
皆さん、販売が遅れて大変ご迷惑をおかけしております。
早くからご予約いただいているお客様、本当に申し訳ございません。
現在、本当に「いいもの」「満足していただけるもの」を作りたいと思い、妥協せずに試作に試作を重ねています。
明日、最終の試作の目視検査となると思います。 もうしばらくお待ちくださいませ・・・。