会津屋

東海道関宿、地蔵院前の手作りおこわと、蕎麦の店の紹介ブログです。

唐戸川の椎茸屋さん

2007-03-09 20:58:13 | Weblog

 山菜おこわの中の椎茸は、唐戸川の乾燥椎茸で、水戻しした後も肉厚で薫り高く、母が惚れ込んだ一品です。
 今回は道を覚える為に、母に変わって父と私が仕入れに行きました。
 
 一号線で鈴鹿峠を越えて、田村神社の手前で鹿深の道に入ります。

 かなり走ってからバス停の手前で左に曲がり山道に入ると、藁葺き屋根にトタンをかぶせた、レトロな感じの家がありました。

 

 



脇には、椎茸の菌を打つ前の原木が積まれて居ます。

 



 



 



 林の中に綺麗に並べられた原木に、肉厚の大きな椎茸が沢山ついていました。

 



 大きくなった椎茸は、ちぎって3時間程日光に当てることで、ビタミンDがより豊富になるそうです。

 



 3時間後、乾燥機に入れて一昼夜乾燥させます。
 収穫の多い時期には、この乾燥機一杯に椎茸を入れるそうです。

 関も寒いですが、唐戸川はさらに底冷えという感じで、雪も舞い降り始めました。

 椎茸と一緒にまだ開いていない蕗の薹をいただきました。関ではもう開ききってしまったのに、やはり気温の差があるのですね。

 静かな自然の中で、のんびり豊かに、そして丁寧に育てられた美味しい椎茸。
 会津屋の山菜おこわはこの椎茸があればこそ、なのです。

 椎茸屋さん、いつも美味しい椎茸を有難うございます。

 いつまでも健康で、美味しい椎茸を作ってください。

 


亀山産業観光ガイド

2007-03-05 14:33:18 | Weblog

 2月20日、亀山市商工会様の主催のセミナーに母と二人で出席しました。 亀山市では、観光コースのモデルプランを載せたガイドマップを作成し、日本全国に配布して観光客を増加させよう、という計画があるそうで、今回は出来上がったガイドマップの紹介がありました。





 このガイドブックは1万5千部作られ、全国の旅行会社や企業に配布されるそうです。 
 今、日本には余生を楽しむ退職者が700万人居て、そういう方々にとって、まだ有名になっていない亀山市は魅力的な観光地だということです。



 ガイドマップのモデルコースには、関宿散策コースというのもあり、そのなかのお食事どころとして、会津屋も載せていただきました。


 セミナーでは近畿日本ツーリストの旅行計画担当の方のお話もあり、旅行会社の方からも亀山市、そして関宿は注目されているとのお話でした。
 
 関宿の街道が有名になり、日本全国に知られる観光地になったら・・・。
 「夢じゃなく、現実になるんやなあ。」希望の持てる明るいニュースを聞かせていただき、情報を得られる場所に出向くことも大切なことだと思いました。

 



蕗味噌

2007-03-05 13:48:46 | Weblog
 先日も書きましたが、今年は暖冬で、蕗の薹が出始め、2月の終わりから春の天婦羅をはじめました。
 そのとたんに、従業員さんや近所の方々から蕗の薹が届くようになりました。けれども天婦羅が一日にオーダーされるのはわずか・・・。残った蕗の薹を蕗味噌にしてみよう、ということになりました。




 竈でさっと湯がいた蕗の薹を水にさらし、あく抜きをしてから細かく刻んで炊きつめた味噌に混ぜいれてさらに煮込みます。



 出来上がった味噌をお店の皆さんと試食してみて、我が母の作品ながらその美味しさに感動・・。わずかな蕗の苦味と香りと味噌がマッチして、和え物にもよく合いそうです。

 夏の暑い時期まで保存して、冷たい豆腐や茹で野菜に添えたらどうか・・など話は盛り上がり、それなら皆でもっとたくさん蕗の薹を取りに、一志のほうまで行ってみようか、という所まで話は盛り上がりました。

 旬を味わい、工夫し、楽しむ。 おばあちゃんの知恵袋とでも言いましょうか・・。  
母をはじめ孫を見る世代の従業員さん達の知恵とパワーに背中を押される毎日です。

 

 





プロ意識を持って

2007-03-01 20:47:20 | Weblog
 昨日、スーパーに買い物に行った時のことです。多分アルバイトと思われる、見慣れない若い女の子がレジにいました。彼女は、「いらっしゃいませ。」と言うと、かごの中にレジ袋を広げ、1つずつバーコードを通しながらレジ袋に入れていきます。よく見ると、軟らかいもの、壊れやすいものは残して、重たい瓶のものなどからバーコードを通しています。隙間なく綺麗にレジ袋のなかに商品をつめる彼女は、とても手際よく、無駄な動きがありません。最後に豆腐とパンをレジ袋につめて、「2817円です。」と言った時には、荷物は綺麗にまとまっており、私はそのまま帰れる状態になっていました。「すごい!上手やなあ。ありがとう!」思わず彼女に言ってしまいました。
 今日は本当にお店に関係のない事を書きましたが、若い彼女のアルバイトという立場にもかかわらず、小さな仕事にも手を抜かないプロ意識に感動し、勉強させてもらったなあ、と思いました。