山菜おこわの中の椎茸は、唐戸川の乾燥椎茸で、水戻しした後も肉厚で薫り高く、母が惚れ込んだ一品です。
今回は道を覚える為に、母に変わって父と私が仕入れに行きました。
一号線で鈴鹿峠を越えて、田村神社の手前で鹿深の道に入ります。
かなり走ってからバス停の手前で左に曲がり山道に入ると、藁葺き屋根にトタンをかぶせた、レトロな感じの家がありました。
脇には、椎茸の菌を打つ前の原木が積まれて居ます。
林の中に綺麗に並べられた原木に、肉厚の大きな椎茸が沢山ついていました。
大きくなった椎茸は、ちぎって3時間程日光に当てることで、ビタミンDがより豊富になるそうです。
3時間後、乾燥機に入れて一昼夜乾燥させます。
収穫の多い時期には、この乾燥機一杯に椎茸を入れるそうです。
関も寒いですが、唐戸川はさらに底冷えという感じで、雪も舞い降り始めました。
椎茸と一緒にまだ開いていない蕗の薹をいただきました。関ではもう開ききってしまったのに、やはり気温の差があるのですね。
静かな自然の中で、のんびり豊かに、そして丁寧に育てられた美味しい椎茸。
会津屋の山菜おこわはこの椎茸があればこそ、なのです。
椎茸屋さん、いつも美味しい椎茸を有難うございます。
いつまでも健康で、美味しい椎茸を作ってください。