ねーちゃんの宿題の話の前に
まずは、私の算数話をちょっと。。。
小学校時代に算数が好きだったのは
「九九」がよくできた時だったかな。
2年生の2学期に初めて通信簿に最高点の「5」をもらい
最高に嬉しかったことを覚えています。
「私って算数得意かも?」と思い込んでました。
その後3年生でのことはよく覚えていないけれど、
4年生で分数を学習する時期に1週間学校を休んで
「分数がわからない」ことから
それ以来ずーっと算数嫌いになっちゃいました。
全くできないわけではなかったけど、
こういうつまづきってその後の人生に大きく響くんですねー。
何度か、克服したいと努力もしたけど、
頭の柔らかい時期を過ぎてしまうと難しいものです。
そんな私ですが、
大学を出た後に小学校の教師を志望し
通信大学で小学校教員養成コースを履修し免許を取得しました。
(その時はすでに二人目出産直前でしたが。。。)
数年前チャンスあって、私も即席の「5年生の担任」として
ほんの少しの間教壇に立ちました。
が、「子どもの頃、算数が苦手だったわー」と言えても
「先生、算数できひんねん。」と言い訳することもできません。
そこで、算数の授業は事前に綿密に計画を立て、
汗水たらしながら頑張ったのを思い出します。
さて、ここでねーちゃんの宿題の話に戻ります。
「おかあさん、先生が今日の宿題
"小学校で習う一番難しい算数"だっていってたよ。」
そういってみせてくれたのは「割合」の問題でした。
実際の問題は忘れてしまいましたが
たとえばこんな感じの問題があります。
「1550㎡の庭の0.4倍に花を植え、残りには野菜を植えます。
野菜を植える面積はどれだけですか。」
「えー、むずいー!わからへーん!」
教室にこんな声が響いていそうです。
このような割合に関する問題は
私には授業の経験はありませんでした。
もしこの授業をしなくてはいけなかったなら、
きっと子ども達と苦しみながらの
大変な授業になっただろうなあと思いました。
と言うのも、ねーちゃんと約1時間も
ああしてこうしてと頭を突き合わせて宿題に向かい、
私が手順を踏んで説明しているつもりでも
こちらの言っている意味がなかなか伝わらないのです。
結果、肝心のところでねーちゃんの口からは
「振り出しに戻ってま~す」的な
トンチンカンな答えが返ってくるのです。
考えているうちに何を考えていたのか混乱して
わかっていたことまで正しく答えられなくなってて
んんーーーーそういう状態わかるよーーー。
「ちょっと休もうよ、頭が疲れて、混乱してるよ。」
そう言っても、ねーちゃんは意固地になって
「わかるまでやるっ!」と聞きません。
仕方なく宿題が完成するまで付き合いました。
終わってほっとしていると
「どう?難しい問題だったでしょ。」
ねーちゃんは人事のように私に言います。
「そうだね。5年でこんなのするんだ。
お母さんが5年時、こんな問題やった覚えないなー」
「edu vol.3」の陰山メソッド・算数編に
5年生の割合の学習のコツとして
“「0.8倍=80%=8割」と串刺しに覚える”とあります。
なるほど、ねーちゃんの頭の中でも
そこらへんの整理がなされていませんでした。
「100の10分の1は?20の5倍は?1000の100分の1は?」
即答できそうかと思ってきいたら、
口からでまかせばっかりでしたから。。。
算数の問題ってパズルのように考えたら
楽しいときもあるんですけど、
「算数」って聞くだけで頭が「勉強」モードに切り替わって
固まってしまうのですよね。
(私もその一人だったわ~。今でもそうかも。)
それに、0.何倍とかイメージしにくいのよねー。
いつになくしっかりと取り組んだこの日の家庭学習。
せっかくなので夕食の時間にもちょっとチェックを入れました。
「70円のパンを2割引でかったらいくら?」
「1200円の筆箱を70%の値段で買ったらいくら?」
小学校で習う算数の一番難しいものと言われながらも
身近な生活の中でホント使える「割合」の学習。
机の上での「勉強」になると楽しくないけれど
生活のあちこちで実際に必要な場面に接すれば
子ども達のモチベーションも変わってくるのでは?と思います。
学校の中でも「今日の欠席者はクラスの何割?」とか
「君たちの机の面積は、教室の広さの何割?」とか
自分たちを教材にした授業なら、
子ども達も興味をもってくれそうじゃない?
思い切って学校の外に出かけて、
いろんな物の割合に出会うのも楽しそう!
そう思うのは私だけなのかな?
算数嫌いだった私は、
大人になって生活の中で実際に使うようになってから
少しずつ算数に愛着を感じるようになった気がします。
それから、こんな風に私にチャンスを与えてくれる
ねーちゃんにも、感謝しなくちゃね。アリガト!
まずは、私の算数話をちょっと。。。
小学校時代に算数が好きだったのは
「九九」がよくできた時だったかな。
2年生の2学期に初めて通信簿に最高点の「5」をもらい
最高に嬉しかったことを覚えています。
「私って算数得意かも?」と思い込んでました。
その後3年生でのことはよく覚えていないけれど、
4年生で分数を学習する時期に1週間学校を休んで
「分数がわからない」ことから
それ以来ずーっと算数嫌いになっちゃいました。
全くできないわけではなかったけど、
こういうつまづきってその後の人生に大きく響くんですねー。
何度か、克服したいと努力もしたけど、
頭の柔らかい時期を過ぎてしまうと難しいものです。
そんな私ですが、
大学を出た後に小学校の教師を志望し
通信大学で小学校教員養成コースを履修し免許を取得しました。
(その時はすでに二人目出産直前でしたが。。。)
数年前チャンスあって、私も即席の「5年生の担任」として
ほんの少しの間教壇に立ちました。
が、「子どもの頃、算数が苦手だったわー」と言えても
「先生、算数できひんねん。」と言い訳することもできません。
そこで、算数の授業は事前に綿密に計画を立て、
汗水たらしながら頑張ったのを思い出します。
さて、ここでねーちゃんの宿題の話に戻ります。
「おかあさん、先生が今日の宿題
"小学校で習う一番難しい算数"だっていってたよ。」
そういってみせてくれたのは「割合」の問題でした。
実際の問題は忘れてしまいましたが
たとえばこんな感じの問題があります。
「1550㎡の庭の0.4倍に花を植え、残りには野菜を植えます。
野菜を植える面積はどれだけですか。」
「えー、むずいー!わからへーん!」
教室にこんな声が響いていそうです。
このような割合に関する問題は
私には授業の経験はありませんでした。
もしこの授業をしなくてはいけなかったなら、
きっと子ども達と苦しみながらの
大変な授業になっただろうなあと思いました。
と言うのも、ねーちゃんと約1時間も
ああしてこうしてと頭を突き合わせて宿題に向かい、
私が手順を踏んで説明しているつもりでも
こちらの言っている意味がなかなか伝わらないのです。
結果、肝心のところでねーちゃんの口からは
「振り出しに戻ってま~す」的な
トンチンカンな答えが返ってくるのです。
考えているうちに何を考えていたのか混乱して
わかっていたことまで正しく答えられなくなってて
んんーーーーそういう状態わかるよーーー。
「ちょっと休もうよ、頭が疲れて、混乱してるよ。」
そう言っても、ねーちゃんは意固地になって
「わかるまでやるっ!」と聞きません。
仕方なく宿題が完成するまで付き合いました。
終わってほっとしていると
「どう?難しい問題だったでしょ。」
ねーちゃんは人事のように私に言います。
「そうだね。5年でこんなのするんだ。
お母さんが5年時、こんな問題やった覚えないなー」
「edu vol.3」の陰山メソッド・算数編に
5年生の割合の学習のコツとして
“「0.8倍=80%=8割」と串刺しに覚える”とあります。
なるほど、ねーちゃんの頭の中でも
そこらへんの整理がなされていませんでした。
「100の10分の1は?20の5倍は?1000の100分の1は?」
即答できそうかと思ってきいたら、
口からでまかせばっかりでしたから。。。
算数の問題ってパズルのように考えたら
楽しいときもあるんですけど、
「算数」って聞くだけで頭が「勉強」モードに切り替わって
固まってしまうのですよね。
(私もその一人だったわ~。今でもそうかも。)
それに、0.何倍とかイメージしにくいのよねー。
いつになくしっかりと取り組んだこの日の家庭学習。
せっかくなので夕食の時間にもちょっとチェックを入れました。
「70円のパンを2割引でかったらいくら?」
「1200円の筆箱を70%の値段で買ったらいくら?」
小学校で習う算数の一番難しいものと言われながらも
身近な生活の中でホント使える「割合」の学習。
机の上での「勉強」になると楽しくないけれど
生活のあちこちで実際に必要な場面に接すれば
子ども達のモチベーションも変わってくるのでは?と思います。
学校の中でも「今日の欠席者はクラスの何割?」とか
「君たちの机の面積は、教室の広さの何割?」とか
自分たちを教材にした授業なら、
子ども達も興味をもってくれそうじゃない?
思い切って学校の外に出かけて、
いろんな物の割合に出会うのも楽しそう!
そう思うのは私だけなのかな?
算数嫌いだった私は、
大人になって生活の中で実際に使うようになってから
少しずつ算数に愛着を感じるようになった気がします。
それから、こんな風に私にチャンスを与えてくれる
ねーちゃんにも、感謝しなくちゃね。アリガト!
「とりあえず割引になってるから普通に買うより安いのね」くらいの感覚でいるので、算数的な頭の使い方はしていないな~(笑)
子どもの宿題に対応できるのだろうか(笑)ん~もしものときは、よろしくお願いいたします☆