スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

学校に行く

2015-10-23 | smile kids
昨日はこの地域の子どもを集めて
「宿題会」を開催した。

我が子は、最終学年にもかかわらず、
毎朝のんびり起きては、宿題に泣く。

宿題がネックになって、
「学校へ行かない」と言い出すのは日常茶飯事。

思えば、幼稚園入園から度々の
「幼稚園行かない」。

「お母さんのいるお家が好きなんですよね。」

と個別懇談の時に担任の先生に言われたけど、
本当にそうだったのかな?

そうだとしても、
幼稚園にお家以上に『行きたい』と思う何かが、
みつからなかったってことなんだ。

今思い出してみても、
幼児期の掴みどころのない彼のふわふわした心が
何を求めていたのかわからない。

年長になって友達が増えて、
「友達と遊びたい」が
幼稚園『行く』のモチベーションになった。

しかし、それも束の間、
小学校入学での環境の変化、
友達関係も再構築が必要になり、
学校へ『行く』ことへのモチベーションが下がった。

低学年の時は、
兄ちゃんがついていなかったら
学校へ『行けなかった』。

兄ちゃんが卒業したら、
何度となく保護者同伴の登校。

そう考えると、
今の彼はかなり成長している。

それはそうなのだ。

卒業の年を迎え、
自分がすべきことへの意識や
こんな自分でいたいというプライドもある。

ただ、時々どうしようもなくルーズになり、
だらけた状態を「楽ちん」で「楽しい」と思っている。

「今は宿題したくないなぁ。」
「遊びに行ってから宿題する。」

面倒なことを避けるクセがつき、
朝まで宿題をほったらかしにした結果、
『学校に行かない』のあの頃に戻ってしまうのだ。

彼にとっての大問題、
「宿題」。

宿題やるのは「自分」。
宿題やらなくちゃいけないこともわかっている。

でも、やろうとした時に、
やるきっかけを失い、
「やりたくない」状態に陥る。

やらなければできるようにならない。
そうなると、出来ない自分が浮かび上がり、
「劣等感」にさいなまれる。

周囲のサポートを弾みに、
自信さえ持てたら、
自力で前に進もうとできるのだけど、
やれなかったことを誰かのせいにする。

きっと、自分が原因とわかっているのだけど、
自信を喪失するきっかけを作ったのは、
自分ではないと思いたいのだ。

誰でもそう思いたいものだ。

自分のせいにしたら辛いもの。

でも、その辛さを繰り返さないために
第一歩を踏み出さなくちゃいけない。

そこで、
私なりの提案を考えた。

まずは、宿題する前に、
宿題を終えた自分を想像する。

宿題をした時としなかった時の
「最悪のこと」と「最善のこと」のイメージ。

次の朝に、宿題していない状態が、
自分を苦しめることになること。

今、さっさと終わって、
たくさんの時間が出来て、
明日の朝も好きなことをする時間が持てること。

人は概して、今の自分を甘やかして、
それが「最悪のこと」を選択していることに気付かない。

親がそれを説明したって、
子どもにはわかりっこない。

今までは、気持ちのままに彼に説教していたけど、
それでは上手くいかないことを反省して、
最近、私は彼に次のように接することにした。

親の考えはある程度は伝えるけど、
「こんなふうだったら素敵じゃない?」
って自分にとって明るいイメージを伝える。

未来をイメージしにくい彼には、
そんなふうにイメージの提案がいいのかもと。

批判しても意固地になるだけ。

大切なのは今の状況を良い方向にすること。

彼が自分から動くために必要だと思われることを
一つずつ丁寧に提案していく。

気持ちが上向きになるためには、
少しでもこの先に彼にとって嬉しいこと、
気持ちのいい状態があることが大切だと思った。

いつもはダメなことも譲歩して、
一緒に先に進むことを優先する。

「学校に行きたくない」が
これからもたびたびあるかもしれない。

でも、彼は『行ける』と信じて、
明るいイメージを伝え続けたいと思う。

私にだって、
『学校に行きたくない』ことは多々あった。

でも『行っていた』のは、
学校が勉強する場所としてだけでなく、

自分に「いろんなチャンスを与えてくれる場所」だったからだ。

それを自覚できれば、
『行きたくない』の気持ちは和らいでくる。

人によっては、
『行きたくない』理由は様々だから、
『行きたくない』の原因を取り除くことも大切。

『行きたくない』の原因がなかなか取り除けなくて、
『行きたい』理由より大きくなった時は、休憩しよう。

少し休んだら、
また次のステップを踏めるように、
休憩することをとがめない。

でも、休憩ばかりだと
「最善のこと」に出合いにくいことを
明るいイメージで伝えよう。

とにかく、明るいイメージが大切。

今の私は、
「ポジティブ・シンキング」より、
「サニーサイド・イメージ」を進めて行きたい。


昨日の「宿題会」で、
子ども達は仲間がいることだけで
サッサと宿題を終わらせていた。

大切なことは、
やれる環境とやろうとする気持ち。
そしてそれを応援してくれる誰かがいること。

気持ちよく宿題を終わらせて
学校に『行こう』!

そして、学校のあちこちに落ちている、
自分だけの「チャンス」をつかもう!

私の中で、
「宿題会」のスローガンが決まった。

宿題に悩める子ども達、
一緒に宿題やっちゃお会で
宿題なんかへっちゃら!になろう!






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