前のブログでJR三江線内の駅で、個人的に好きなのが江津本町駅、浜原駅、潮駅をあげてましたが、もう一つ関心のある駅があります。
それは石見簗瀬駅(いわみやなせえき)です。江の川沿いの道路から見える場所にあるのですが、どこから入ったらその駅に着くのかわからず、いつも通過して別の駅に優先してしまい寄ったことがありませんでした。
昨夏にキハ120系気動車に乗って石見川本と口羽駅を往復乗車した際に初めてちゃんと駅構内を見ました。小さいけど立派な駅舎と島式ホームが備わる駅、だけどホームに着く前に片方が撤去されているだけでなく、どうも貨物用の線路があったと思われるスペースが残されていました。
いつかじっくりとこの駅を観察したいと思ったし、できるならキハ120系気動車と一緒に撮りたいと思い、石見川本駅から浜原駅へ行く途中に寄ってみました。
駐車スペースがあったのはありがたいことでした。
駅舎内を通過すると、駅事務室を除くことができて、たくさんの張り紙や設備が残されていまっした。かつてこの駅が賑わっていた様子が窺えました。
だけど、今は微風の音と川を流れる微かな音。
待合室から外へ出ると、確かに手前の乗り場はレールが撤去されて所々には枕木が残っていました。
ホームへ行くには回り道です。4両編成の列車まで対応できるホームを歩き、列車が来るのを待ちました。
ホームの端まで歩き振り返ると、一層この駅に対する印象が深く残りました。
かつては交換可能駅であるとともに貨物の取り扱いも対応していたであろう線路跡もありましたし、もう一度ホームから石見川本方面を見ると、ポイント部分が残されていました。かつては目の前に出発信号機があったのでしょう。どういう意図があってあんな残し方をしていたか考えてしまいました。答えは出せませんた。だけど、この場所を記録として写真に撮るべきだろう。だけど、それをどう写真で表したらよいか悩みました。
そう思うと列車がやってきましたので、ここの部分を連写してみました。
今は片側の乗り場のみ活用されているけど、間もなくどちらの乗り場も乗れなくなると思うと寂しく感じました。
撮影時にはRAWでスタンダードモードで撮りましたが、パソコンではすべてモノクロに変えて、レベル補正で赤みの強い写真にしてみました。
色で楽しむより階調で楽しむべきかなと感じたからです。
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