トロッコ列車奥出雲おろち号が引退する2か月前の9月。
特に日曜日は空が明るくなる前に木次線へ出かけていたことがとても懐かしい。
刈った稲をはで木で干す田園風景の近くを走るディーゼル機関車。
ここで撮り損ねたらもう次はないと思い、今でも興奮して撮りに出かけたことを覚えている。
もうそれから1年経ったのだ。 . . . 本文を読む
一畑電車のスーパーライナーが走る9月。
優しい輝きだった太陽が、この時間から急にまぶしくなる。
ファインダー越しに私の影が見えるので、順光で撮るのが少し難しくなる。
明るくなるほど、私の影がより黒くなることに気づく。
電車の中にいる人たちも、この光に耐えられなくて、スクリーンで遮光をしていました。
太陽の輝きは人の身体を左右する。
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この季節の空模様はおもしろい。
特に16時から19時の3時間。
暑さがピークになる時間は、ソフトクリームのような積乱雲。
夜に進むにつれて、忠実に太陽の色に染まり、だんだん姿を消し、それまで青い空に何も漂っていない場所に巻積雲が散りばめられる。
田んぼの近くを歩くと、アスファルトに近い草むらに隠れているバッタやコオロギが田んぼへ素早く逃げていく。
くよしの煙が見え始め、火の香りを感じ、夜に近付い . . . 本文を読む
稲刈りのシーズンに入りました。
ハデ場のある木次線沿線へ出かけました。
トロッコ列車奥出雲おろち号を追っかけながら撮影した日々を思い出しながら。
引退してから1年経つんだと、時間の速さに少し違和感を感じました。
残暑が厳しい。
車から出た瞬間、オーブントースターに焼かれてしまうような気分になる。
風が吹かないときはなおさら。
だけど、列車が近づくとなぜか体は暑さを忘れてしまう。
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