バッテンキャリパーとはデザインだけが違うと言ったが、そうじゃない。
バッテンには、塗装以外でアルミの地肌が出る部分に
サビないよう全てコーティングが施されているんだ。
コーティングがあるとサビが防げるからね。
そう、だからデザインだけじゃない。
時代時代でちゃんと考えられているんだね。^^
で、実はこれは、かなり重要なことで
昔のキャリパーだとそれがないため、シールとの隙間に水分が入ったりして
そこからサビて膨らんで、シールを押し上げピストン固着と。_| ̄|○
で、きちんとOHできずシールを新品にしたところでまた固着と。
何度新品のシールにしたところで
腐食部分をそのままにしてたら意味がない。
これだから昔のバイクは大変なわけよ。
じゃあOHってできるの?
腐食した部分を取り除き、コンパウンド等で磨きあげるのがベストだろう。
ただ、腐食が酷いものは無理だろうなぁ
それに一回腐食してしまったものも、またサビやすいだろうし。
雨の日は乗らないとか、水洗いをしないとか、サイドスタンドで停めて置かないとか・・・^^;
ま、そんなことは無理だろうから
現状維持を保つためには日々のメンテナンスかな。
ま、俺はプロじゃないんで、その腐食の度合の判断はできないけど
たまにキャリパーはずして点検ぐらいはしたほうが良いだろう。
また今回のキャリパーOHにいたって
某有名雑誌に、OHのやり方みたいなのが載ってて
キャリパーのピストンには番号をつけて使うのが定番とか。
そうかな? それは俺は違うと思うんだよね。
モノに対して気を遣うという考えはいいのだろうけど
履き違えた気遣いは意味のないことだと、俺は思うわけ。
だってピストンの回転方向もなけりゃ、精度もそこまで要求されていない性質のものに
エンジンのピストンのような神経を使ったところで
やっぱ意味はないと思うのね。
そのへんどうなんだろう?
どうしてそうするのか、またそれが正しいのか今一度調べてみる。