
南相馬にも奇跡の一本松があった。これは本当に頑張っているのだが、少し弱ってきているようだった・・・。

土曜の夜は、地元の方も交えて歓談し、翌日は国道6号線を南下し、原発事故で警戒区域を走った。(自動車のみ通行可)
上の写真の真ん中の煙突が福島第一原発。
除染した黒い袋の大きな土嚢?の山がずーーっと続いていた。

海が近くなった。
津波が来たところは、一面にススキとセイタカアワダチソウが茂っていた。

まだ残っている家も・・・

浪江町の請戸小学校を訪ねた。

請戸小は、海岸から300メートル。地震の後82人の生徒が40分かけて1.5キロ離れた大平山へ逃げ、その10分後に2階の下まで津波が来た。




請戸小の子供たちはバラバラになったけど、一人の死者も出さなかった。
そのことが書かれた絵本 「請戸小学校物語 大平山(おおひらやま)をこえて」があります。

瓦礫の山を見て・・・

富岡町の公園に置かれている震災遺構のパトカー。

住民に避難を呼びかける中、津波に呑み込まれ双葉警察署の二人の警官が行方不明。一人はみつかり、一人はまだとのこと。
海岸の近くに置かれていて撤去される予定だったそうだが、住民の熱意で残されることになった。
その後道の駅に寄って買い物をしたりして帰途に。
マイクロバスに長時間揺られ、ハードで忙しいスケジュールだったがこの企画に乗らなかったら、一生東北に行けなかったかも知れない。
食べきれないほどのご馳走や、リッチなホテルに泊まり、美しい景色を眺める旅行(行けませんけど・・・)では得られないものがあったなと思う。
福島の人たちは、いろんな事故や出来事が次々と起こるけど、忘れないで欲しいと言われた。
そして、見てきたことをいろんな人に話したり拡散して欲しいと。