カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

地域を活かす

2012-02-11 07:43:30 | 沖縄

観光に悩むなかで、地域を活かすことを考えてみようと思う。この地域は、何もないと言う人たちの中で改めて地域を見直してみると意外に観光資源が隠れていることがある。何もないのではなく気が付かないのだと思う。普段当たり前に見過ごしている景色の中に、宝物が隠されていることがある。ある地域では、高齢者と自然の風景しかないと思われていたが、当たり前の風景の中に大きな資源があることに気づいた。「葉っぱビジネス」高齢者の人々が季節の葉っぱを集めてくることで年間2億円を越えるビジネスになった。資源の活用の良い例だと思う。

それこそ当たり前の風景の中から、高齢者の人々が過疎地の自然を資源にした。今では、70歳を越える高齢者の方がパソコンを使って情報を発信していると言う。観光と言うと何か作ったり環境を変えて都市生活者に迎合するような形を考えるが、そうではなく、今のありのままの姿が魅了なんだと言うことに気づくと面白い魅力やアイデアが湧いてくる。

沖縄の観光も、これまで未活用だった東海岸に魅力的な資源があることに気づいた。農村風景や小さな漁村と言った風景に人々の心をなごませる資源が隠されている。いや、目の前に資源が横たわっている。何かをしなければ観光客を呼べないから一生懸命に何かを作ろうとする。

全国で、観光と言う形で成功した地域に共通なものは、地域の人々が参加して身の回りの風景を見渡して地域の資源を上手く活用している。意外になんだこんなことだったのかと思えることが魅力だったりする。未活用の施設、土地、自然をいかに見せることができるかで全く違ったものに見えてくる。地域の人々が集まって色々と意見を出し合ってみることから始めてみるといいアイデアが生まれて来に違いないと思う。


朝陽を眺めて

2012-02-10 08:12:37 | 沖縄

忙しい日々の中で、久しぶりに早起きして朝陽を眺めに行って仕事に出た。早朝の冷たい空気が心地よく体を引き締めてくれる感覚が新鮮に感じられた。

プロ野球のキャンプの中で聞いた話ある。沖縄の適度な寒さが1年を通して戦える体力作りになるという。海外での合宿は、暖かくて1年を戦える体力作りにはならないそうだ。適度な寒さが体を作る基礎的な環境に適していると言う。

人間ぬるま湯に浸かっていたら駄目になるとか・・・自分自身に置き換えて考えてみるとこの寒い時期に1年の体力作りをするためには、どうしたらいいのか、どのように自分を鍛えたらいいのか考えみようと思う。

真っ暗な海が少しずつ紫色に変わり始めると思ったらアッと言う間に空が金色に輝き始める。太陽の熱や輝きが世界に広がり始めるこの瞬間がとても気持ちいい。

真っ赤に夕日のように空が染まり始めて、海辺でしばらくボーっとたたずんでいると頭の中もからっぽになって今日1日を過ごすエネルギーが体中に満ちはじめてくる。

沖縄の太陽は、本土の太陽よりエネルギーが強いように思える。夏の日差しは、何倍も強いし、この季節でも太陽が輝く日は、気温も20℃にもなる。この沖縄と言う地域は、自然環境にエネルギーが満ちている。沖縄への旅は、命の力を増すと言う効能をもたらせてくれると思う。スローに時間をかけて、自然環境との調和を楽しむと新しい自分が発見されるかもしれない。

 


沖縄から東京へつなぐ

2012-02-09 08:13:37 | 沖縄

先日、カンナリゾートで開かれた「車いすの花嫁ウェディングショー」から2月12日東京の原宿アイヴィーホールで車いす模擬結婚式が開かれる。「どうコーポレーション」才野社長が中心となって開催される。才野社長自身も大変なご苦労をされて来て車いすのウェディング事業にたどり着かれたようだ。今回のカンナでのウェディングショーで使われた「白い車いす」がどうコーポレションの車いす。おしゃれで神聖な雰囲気を持つ車いすで、衣装と一緒になるととてもバランスがいい。

それぞれの企業が持つアイデアやノウハウが、一つのイベントをきっかけに広がって行く事はとても望ましいと思う。沖縄と東京が結ばれて、広がって行く。人と人が知恵と力を合せることで、多くの人々へ幸せを届けることができる。

一人の力では、限界があるが人が集まり力を合せることで大きなエネルギーを生み出す。蟻が像を倒すではないけど・・・。何事もそうだと思う。沖縄の中だけで閉じこもってしまうのではなく、広い社会とつながって行く事で更に素晴らしいものが生まれて来るように感じた。

志を共にする人々が集まると更に凄いパワーとなる。今月末に東京へ行くことにした。東京でどうコーポレーションの方と再会をする。その時は、今回のモデルを務めてくださった鈴木ひとみさんにも再会する予定。鈴木さんは、NHKハート展の審査委員をされていると言う。NHKハート展は、障がいを持つ人たちが詩を作り絵画とコラボさせた展示会と伺った。これも、やはり人々のつながりから生まれてきたようだ。

これから先、もっと心豊かな社会が生まれて来るような願いを日々の仕事に思いを込めたいものだ。

 


転機を見極める

2012-02-08 07:48:04 | 沖縄

人性には様々な転機が訪れる。よいものもあれば都合の悪いものもある。しかし、考え方次第のように思える。自分にとって、このタイミングで訪れたこの機会は、なんだろう?今の自分の周りを見渡し、先を考えた時にどう捕らえたらよいか・・・どのように判断すべきかと冷静に周りを見渡して考えてみる。

本当に自分がやりたいことや自分にとって幸福な選択はなんだろうかと考えをめぐらせてみることが大切なように思える。日々の生活の中で、さほど感じることはないほど小さな事柄で、意外に見落としがちなことが重要なことがある。これが、のちのち大きなきっかけになることがほとんどではないだろうか?日々見落として来たことが、結果として大きなものとして現れる。

以前原因と結果と言う言葉を考えたことがあった。今日は、明日の因となり明日は今日の結果となる。日々の積み重ねがこうして自分自身の人生を積み上げていると考えると、転機と言うのは特別なものではなく、毎日の生活の中に普段から存在していると思える。

沖縄にとって、今年はある意味で転機だと思う。莫大な大きな予算が、沖縄に入って来る。観光であれなんであれこの予算を県民のために、観光立県としての整備のため、文教政策のためなど意義ある価値ある使い方を是非考えて頂き、未来につながる効果を期待したいと願うばかりだ。

 


感謝の言葉

2012-02-07 08:11:06 | リゾートウェディング

車いすの花嫁ウェディングショーも無事に幕を閉じましたこれは、新たなスタートに向けての始まりだと思う。ショーであることに少し、疑問符もあった・・車いすの女性たちにショーを演じて貰うことに抵抗がなかったわけではない・・。しかし、彼女達の笑顔を見た時に、全ての不安が吹き飛んだ。輝くばかりの満面の笑顔がきらきらと輝いていた。美しく着飾った彼女達の晴れ姿はとってもまぶしかった。

ショーと言うものを通じて、楽しんで頂いたように思える。楽しむことが何より素晴らしいと思えた。このショーがどんな風に発展していけるか、これから腰をすえて考えて行きたい。当初、「私達にはウェディングドレスがない・・」と諦めていた女性たちに夢を伝えることができたように思える。

これから、沖縄だけでなく、全国でこのようなショーを開催して行きたいと思う。これは、私の夢であり希望。また、沖縄の各ホテルで、この様なショーを開催してどこのホテルでも車いすのウェディングが行われるように提案をして行きたいと思う。

皆さんのところへこの夢を届けられるように、続けて行きたい。

モデルになってくれた一人の女性から、ショーが終わって「ありがとうございました。諦めていたウェディングドレスを着ることができた。そして大勢の人たちから祝福を頂いたことに心から喜んでいます。」と感謝の言葉を頂いた。これが、私が望んでいたことだと改めて感じることができた。ショーに駆けつけて来てくださった多くの皆さんに心から感謝の気持ちをお伝えしたい。彼女たちの素敵な笑顔を祝福してくださってありがとうございました。

*写真は、衣装室で着替えが終わったばかりのモデルさんの笑顔